ロシア外務省は6月7日、日ロが1998年に締結した北方領土周辺水域で日本漁船が拿捕(だほ)などをされない「安全操業協定」の履行を停止すると発表した。ロシアは、日本側が「協定に基づくすべての資金支払いを”凍結”している」と主張。日本側がすべての資金支払い義務を果たすまでは協定を停止せざるを得ないとしている。
ウクライナ侵攻に対して、日本がロシアに科した制裁に反発していることが背景にあるとみられる。日ロ関係の一段の冷却化は必至だ。
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井上尚弥 3団体統一王者に ドネアを2回TKOで降す
WBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(29、大橋)は6月7日、さいたまアリーナで行われたWBA、IBF、WBC世界バンタム級(53.5kg以下)王座統一戦で、WBC同級王者ノニト・ドネア(39、フィリピン)を2回1分24秒TKOで降し、日本人初の3団体統一キャンピオンとなった。
試合は終始、井上のペース。1ラウンド終了間際に右のクロスカウンターで1度目のダウンを奪い、2ラウンドには左フックを連発、最後はその左フックでドネアをキャンパスに沈めた。海外メディアもボクシングのスーパースター、井上尚弥の衝撃的な勝利を称賛するとともに速報ニュースで伝えている。
戦績は井上が23戦全勝、ドネアが42勝(28KO)7敗。
上海日系企業の9割が収益マイナス予想 都市封鎖で
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、上海日本商工クラブ(会員数2,331件)は6月2日、「上海市封鎖管理による事業への影響等に関する実態把握(第3回)」の結果を公表した。
これによると、上海市に工場を持つ製造業のうち、操業許可を取得した企業は89%に上った。工場への制限・稼働状況について「3割以下の生産」と「半分程度の生産」と回答した企業は約6割、「7割以上の生産」と回答した企業も2割あった。ただ、14%が「全く稼働していない」と回答している。
操業率回復に向けた課題(複数回答)では、「物流の回復」(73%)、「従業員の宿泊施設確保」(63%)、「従業員の確保」(55%)、「サプライヤーの操業回復」(52%)が上位を占めた。
2022年の収益への影響について、9割近くが「マイナス」との見通しを示し、税制優遇作や家賃減免を求める声が多い。中国への投資姿勢への影響については、「変更なし」(45%)が多かったが、「まだ分からない」と回答した企業も39%に上った。
今回の調査は5月27〜31日に実施。製造業関連企業129社から回答を得た。