中国とラオスを結ぶ鉄道開通 全長1,000km 年内運行開始

CNNによると、中国とラオスを結ぶ新しい鉄道、全長1,000kmの線路が開通した。同鉄道はラオスの首都ビエンチャンと中国雲南省の省都・昆明を結ぶ。両国の間に45駅が設置される予定で、うち20駅で旅客サービスを運行する。12月までに全面的な運行開始を予定している。中国が掲げる巨大経済圏構想「一帯一路」の下で進める初の国際鉄道網プロジェクトとなる。

熊本 阿蘇山で噴火発生 噴火警戒レベル3に引き上げ

気象庁の観測によると、熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で10月20日午前11時43分、噴火が発生し、噴煙が3,500mの高さまで上がり、火砕流が火口から1km以上の場所に達したのが確認された。火口周辺に警報を発表して、噴火警戒レベルを3に引き上げ、火口からおおむね2kmの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼び掛けている。

衆院選公示 立候補者20~30代初の1割未満,70代以上戦後最多

衆院選が10月19日公示され、1,051人が立候補した。小選挙区比例代表並立制を導入した1996年以降、9回の衆院選で最も少ない。立候補者をみると、20~30代、女性が少なく、70代が多い。グローバルな視点で、多様性が叫ばれている時代に、日本の政治は候補者の多様化や新陳代謝がほとんど進んでいない。
20~30歳代の候補者は99人で、2012年の296人と比べて3分の1だ。この割合はわずか9.4%で初めて1割を割った。世代別の人数を分析すると70歳代以上は97人で戦後最多となっている。女性の比率は2割に届かず、当選歴のない新人は半数だ。

ベトナム国鉄 JR東日本の中古気動車を輸入 無償譲渡

現地メディアによると、ベトナム鉄道公社(VNR、ベトナム国鉄)はこのほど、ファム・ミン・チン首相に、JR東日本の中古ディーゼル気動車37両の輸入許可を申請した。VNRは、JR東日本から引退する気動車などを無償で譲渡するとの申し出を受けたとしている。輸入や改造にかかる費用はベトナム側が負担する。
37両は1979~1982年に製造された客車で、いずれも約40年間使用されており、1両当たり客席が68~82人、立ち席スペースが28~34人分。軌道の幅(軌間)は1,067ミリ(狭軌)で、ベトナムの1,000ミリ(狭軌)に近い。輸入後に国内規格に合わせて改造するという。

白物家電9月出荷額 4カ月連続マイナス エアコンなど低迷

日本電機工業会のまとめによると、白物家電の9月の国内出荷額は、前年同月比12.2%減の1,854億円だった前年実績を下回るのは4カ月連続。気温低下や天候不順の影響に加え、ルームエアコンなど前年の”巣ごもり”需要増に伴う出荷増の反動で振るわなかった。製品別ではルームエアコンが24.9%減の385億円と4カ月連続のマイナス、電気冷蔵庫が14.3%減の381億円と4カ月連続のマイナス、電気洗濯機が4.6%減の333億円と3カ月連続のマイナスだった。

「マイナ保険証」10/20から本格運用開始 事前登録が必要

マイナンバーカードを健康保険証として利用できる「マイナ保険証」の本格運用が10月20日から始まる。医療機関や薬局で患者が加入する健康保険の「資格確認」が迅速に行えるほか、服用した薬の履歴なども分かり、適切な診療につながることが期待される。国が進める医療のデジタル化の一環。
利用者はまず、専用サイトや専用のカードリーダーがある医療機関や薬局で、自分の保険証とマイナンバーカードのデータを連結させる事前登録を行う。マイナ保険証を使う場合は、窓口に設置された読み取り機にマイナンバーカードを置き、すでにカード登録されている顔と本人を照合する。暗証番号で本人確認を行うこともできる。
ただ、10月10日時点で全国の医療機関や薬局合わせ22万9,196カ所のうち、必要なシステムの導入を済ませているのは1万8,141カ所(7.9%)にとどまっており、システムの普及が大きな課題だ

中国経済の減速鮮明に 7~9月GDP4.9%増へ低下

中国国家統計局のまとめによると、2021年7~9月の国内総生産(GDP)は、物価の変動を調整した実質で前年同期比4.9%増にとどまった。4~6月の7.9%増から増加率が低下し減速が鮮明となった。素材高による収益悪化で企業の投資が伸びず、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けた移動制限が消費を抑え込んだ。半導体の供給不足や電力不足も加わって、中国景気の停滞感が強まっている。

夏の暑さから一転 列島各地で一気に11月並みの寒さ 初雪も

西日本を中心に日中は果たしていつまで?、暖かさというより夏の暑さが続いていた日本列島。その季節が一気に進み、東北・北海道は秋を通り越し冬に突入した。この時期としては強い強いが流れ込んでいる影響で、10月18日の朝は全国的に今シーズン一番の冷え込みとなり、地域によって11月上旬から中旬並みの寒さとなっている。とりわけ高地・山間部は初冠雪の便りが届いた。

水産庁 日本22年もミナミマグロの漁獲枠6,245トンを維持

水産庁は、ミナミマグロの資源管理を協議する国際会議で2022年の日本の漁獲枠が2021年と同じ6,245トンで維持されたと発表した。2020年の会議で決定した2021~2023年の配分を継続することで合意した。ミナミマグロは南半球の高緯度海域を中心に分布。主に刺し身用に使われ、クロマグロに次ぐ高級品とされている。会議はオンラインで実施された。