ENEOSは昨年、操業を停止した和歌山県有田市の和歌山製油所のエリアで次世代航空燃料「SAF(Sustainable Avietion Fuel)」を製造する方向で、地元の自治体などと協定を結んで原料となる廃食油の回収を進めていくことが分かった。同社はSAFの製造について、2026年までに事業化する計画。同計画には製造する際に副産物としてつくられる石油化学製品を大手飲料メーカー、サントリーに提供し、ペットボトルの原料として活用することなどが盛り込まれている。ENEOSは有田市やサントリーとの間で協定を締結し、安定的な製造に繋げるためサプライチェーンの構築を進める。
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東京のベンチャー企業”宇宙ごみ”撮影する衛星打ち上げ
東京のベンチャー企業、デブリ(宇宙ごみ)除去サービスを手掛けるアストロスケール(所在地:東京都墨田区)は2月18日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と協力して開発した、宇宙空間に漂っている使用済みロケットなど”宇宙ごみ”を撮影する衛星をニュージーランドから打ち上げた。衛星は予定の軌道に投入され打ち上げは成功したと発表した。
この衛星が接近して撮影を試みるのはJAXAが2009年に打ち上げたH2Aロケットの一部で、現在は高度600キロを周回し続けているが、GPSなどの位置情報を発信していないため、正確な位置を特定できていないという。ミッションを完了するまでは順調に進んでも60日ほどかかるとしている。
オリックス 会津・東山温泉でアバター接客の実証実験
オリックス・ホテルマネジメント(本社:東京都港区)は2月16日、運営する旅館、会津・東山温泉 御宿東鳳(所在地:福島県会津若松市)で、2024年2月17〜3月17日の1カ月間、遠隔操作されたアバターが接客する実証実験を行うと発表した。
オリックス・ホテルマネジメントと会津若松市が連携し、AVITA(本社:東京都品川区)が提供するアバターオンライン察客サービスの「AVACOM」を活用した実証実験。実証期間中は会津・東山温泉 御宿東鳳と鶴ヶ城の2カ所にアバターが映し出されるモニターを設置。顧客がアバターに話しかけると、会津・東山温泉 御宿東鳳と会津若松駅観光案内所の2拠点にいるオペレーターがアバターを操作し、遠隔応対する。