塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は6月29日、新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」について、6〜11歳の小児を対象とした臨床試験(治験)を開始したと発表した。比較的症状の軽い患者120人を対象に実施する。治験ではゾコーバを1日1回、5日間投与した患者と、効果のない偽薬を投与した患者を比べて、主に安全性を確認する。
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豊田通商 サウジアラビアで初の再生可能エネルギー事業に参画
豊田通商は6月28日、サウジアラビアで設備容量119MWの太陽光発電所を建設・所有・運営し、電力を販売する独立系発電業事業(IPP)に出資参画すると発表した。これはサウジアラビアにおける豊田通商グループ初の再生可能エネルギー事業となる。
この事業は豊田通商のほか、フランスのトータル・エナジーズ、サウジアラビアのアルタカの3社の出資を受けた事業会社、ヌール・アルワディ・リニューアブル・エナジー・カンパニーが事業を推進する。同社への3社の出資比率は豊田通商40%、トータル・エナジーズ40%、アルタカ20%。総事業費は約140億円。年間を通して太陽光に恵まれたワディ・アド・ダワシールを発電所建設予定地として、2023年6月に着工。2025年3月の商業運転開始を予定。
同事業は環境省の令和4年度「二国間クレジット制度(JCM)資金支援事業のうち設備補助事業」に採択されている。