JR西日本 ディーゼル車両 30年めどにバイオ燃料に切り替え

JR西日本(本社:大阪市北区)の長谷川一明社長は8月24日、脱炭素の取り組みの一環として、ディーゼル車両の燃料を2030年をめどに、植物などからつくるバイオ燃料に全面的に切り替えることを目指し、実証実験を始めることを明らかにした。
今年度からエンジンの試験を始め、2024年度には乗客を乗せた走行試験を行ったうえで、2025年度から順次、バイオ燃料を導入していく予定。経由などを混ぜず、100%バイオ燃料で長期の走行試験を行うのは国内の鉄道事業者で初めてという。
山陰本線などを走るディーゼル車両の燃料のすべてを軽油から、植物由来の食料油やミドリムシなどからつくる次世代バイオディーゼル燃料に切り替える。バイオ燃料への切り替えにより、年間およそ5万5,000トンのCO2(二酸化炭素)排出量を削減できると見込んでいる。

河村電器産業 ベトナムのアンティ社と資本業務提携

河村電器産業(本社:愛知県瀬戸市)は8月24日、ベトナムの配電盤メーカー、ANH THY JOINT STOCK COMPANY(アンティ ジョイント ストック カンパニー、本社:ベトナム・ビンズオン省)と資本業務提携したと発表した。アンティ社の全発行済株式の36%を取得する。
ベトナム市場のさらなる拡大を見込み、生産基盤の拡大と顧客へ付加価値の高いサービスを提供する必要があると判断した。

宅配寿司「銀のさら」9/9 タイ・バンコクに海外初出店

ライドオンエクスプレスホールディングス(本社:東京都港区)は8月23日、グループのライドオンエクスプレスがJALUX(ジャルックス、本社:東京都港区)とフランチャイズ契約を締結し、宅配寿司「銀のさら」のデリバリー・テイクアウト店舗を9月9日、タイ・バンコクの日本生鮮卸売市場「トンロー日本市場」内にオープンすると発表した。「銀のさら」の海外発のフランチャイズ第1号店となる。営業時間は11時〜20時。運営企業はJ VALUE CO.,LTD。

ニトリHD 相次ぎ海外出店 中国,台湾,マレーシア

家具・インテリア大手のニトリホールディングス(本社:札幌市)は8月24日、中国、台湾、マレーシアへの新規店舗の出店を発表した。中国は52店舗目、台湾は48店舗目、マレーシアは3店舗目となる。この結果、ニトリグループの出店店舗は846店舗となる。
中国では広東省深セン市に8月26日、店舗面積約520坪、台湾には同日、台北市信義区に店舗面積約176坪の「台北微風松高店」、マレーシアではプトラジャヤで25日、店舗面積約550坪の「Nitori lol City Mall店」をそれぞれオープンする。マレーシアでは首都クアラルンプール以外では初の出店となる。

トヨタ 中国・四川工場 自家発電で稼働再開へ試行

ロイター通信などによると、中国四川省成都市のトヨタ自動車の工場は8月21日、自家発電で稼働再開に向け試行を始めた。同工場はトヨタ自動車と同国の自動車大手、第一汽車集団との合弁工場。
四川省政府は記録的な猛暑に伴う電力需給の逼迫を受け、計画停電実施の方針を打ち出し、大半の工場に稼働停止を指示している。同省には約470を超える日系企業があるが、その多くは電力不足で稼働停止を余儀なくされている。

オンワードHD 中国『KASHIYAMA』事業エリア拡大

オンワードホールディングス(本社:東京都中央区)は8月23日、子会社オンワードパーソナルスタイル(本社:東京都港区)が取り扱うオーダーメイドブランド『KASHIYAMA(カシヤマ)』の、中国における事業エリアを拡大すると発表した。
江蘇省の省都・南京市に8月18日、「KASHIYAMA南京金陵店」をオープンしたのに続き、年内に5つのエリアにショップをオープンする予定。
同社は『KASHIYAMA』ブランドの主力工場として、中国・大連にスマートファクトリー「樫山(大連)有限公司」を保有。現在同ブランドのショップを大連に2店舗、瀋陽エリアに1店舗、上海エリアに3店舗展開している。

東芝エネ インドネシア地熱発電所に初のIoTサービス

東芝エネルギーシステムズ(本社:川崎市幸区)は8月23日、インドネシアの地熱発電所向けに、トラブル予兆診断技術や性能監視に関するIoTサービスの契約を締結したと発表した。同社グループとして初の地熱発電所向けIoTサービスの商用案件となる。
インドネシア現地法人で、エネルギーおよびインフラ事業を手掛ける東芝アジア・パシフィック・インドネシア社を通じて、インドネシアのPT Geo Dipa Energi(Persero)(以下、GDE社)のパトハ地熱発電所の発電設備向けに発電所の利用率向上が目的。

河村電器産業 シンガポールに初の生産拠点を確保

河村電器産業(本社:愛知県瀬戸市)は8月24日、シンガポールの配電盤メーカー、Syntech Switchgear(シンテック スイッチギア)&Engineering Pte.Ltd.(以下、Syntech社)の全発行済み株式の70%を取得したと発表した。Syntech社を2023年3月末までに連結子会社とする。Synrech社はシンガポールにおける同社初の生産拠点となる。

ダイビル ベトナムのオフィスビルに太陽光発電導入

ダイビル(本社:大阪市北区)は8月23日、グループ会社のDaibiru CSB Co.,Ltd.を通じ、ベトナム・ハノイ市に保有・運営するオフィスビル「コーナーストーン・ビルディング」に、太陽光発電を導入したと発表した。同ビルの屋上約800㎡のスペースに250枚のソーラーパネル(発電容量112.5KW)を設置し、太陽光発電を稼働させた。