ブックオフグループホールディングス(本社:神奈川県相模原市)は4月4日、マレーシア法人BOK MARKETING SDN.BHD.がマレーシア第2の都市ジョホール・バルにリユースショップ「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)」(以下、JJJ)の9店舗目となるTampoi(タンポイ)店を、4月1日に新規オープンしたと発表した。
JJJは2016年11月の1号店オープン以来、主に日本のブックオフ店舗で販売しきれなかったモノを再加工し、お手頃価格でマレーシアの顧客に利用されている。現在マレーシア全土で年間約500万点、約2,600トンの商品を流通させ、年間約84万人を超える顧客が利用している。これにより、現地で多くの雇用を生み出しており、モノの寿命を延ばすだけでなく、同国における持続可能な社会の実現に貢献している。
アリナミン製薬 台湾現地法人設立し4/1事業開始
三菱自 主力工場を5日間稼働停止 中国都市封鎖で
中国のEV大手BYDがガソリン車生産終了を発表
ニッケ 日本初「循環型学生服」実証実験開始
日本毛織(通称:ニッケ、本社:大阪市中央区)は4月5日、卒業生の制服を回収して再生させる、服から服への「循環型学生服」実証実験を開始すると発表した。
今回の実証実験は、私立駒場学園高等学校(所在地:東京都世田谷区)の協力を得て実施するもの。ウール混の学生服をいったん原料の状態まで戻し、糸から再生させる取り組みは日本初となる。卒業生からの制服回収開始は2023年3月、再生原料を使用した制服の着用開始は2024年4月を予定。
ウール混の衣類を回収してリサイクルする仕組みは以前から存在していたが、再生後の用途はカーシートなど産業資材が大半だった。これは解きほぐした原料(反毛原料)を用いて衣類用の細い糸(梳毛糸)を剖出することが、従来の紡績技術では困難だったからだ。
同社は長年の研究により、この課題を解決する独自の梳毛紡績技術を開発。試験段階では通常品とほとんど変わらない外観と品質を再現することに成功している。
今回の実証実験では当該技術の量産化の検証に加え、各段階の課題を抽出し、本格的な展開に向けた道筋を探ることを目的としている。