野村不動産 フィリピンの財閥GT子会社と不動産開発で合弁

野村不動産(本社:東京都新宿区)は1月27日、フィリピンの財閥GTキャピタルの不動産開発子会社フェデラル・ランドと合弁会社を設立すると発表した。今後35年間で総額7,500億円を投じ、4件の不動産開発事業に取り組む。合弁会社「フェデラル・ランド・NRE・グローバル(仮称)」を4月に設立する予定。

ヤフー・アスクル・出前館が食料・日用品の即配サービス開始

Zホールディングス(以下、ZHD)のグループ企業、ヤフー、アスクルおよび出前館は1月26日、食料品や日用品のクイックコマース(即配サービス)「Yahoo!マートby ASKUL(以下、Yahoo!マート)」を同日から本格展開すると発表した。併せて同日より2月8日まで、都内の対象エリアユーザー向けに820(ヤフー)円オフクーポンを配布するなど2つのキャンペーンを開催する。
「Yahoo!マート」は、ユーザーが出前館のサービス上で、アスクルが販売する食料品や日用品を中心とした約1,500種の幅広い商品の中から選択し注文・決済すると、最短15分で商品を受け取ることができるサービス。
ZHDグループは、2022年度中に「Yahoo!マート」を都内23区内全エリアに加え他の一部エリアへも拡大し、数十店舗規模の出店を目指す。2023年度以降もさらなるエリアの拡大を検討していく。

日精樹脂 中国浙江省嘉興市に2カ所目の新工場 23年稼働予定

射出成形機メーカーの日精樹脂工業(本社:長野県埴科郡坂城町)は1月27日、中国浙江省嘉興市海塩県に完全子会社の日精塑料機械(海塩)を設立して、中国2カ所目となる工場を建設すると発表した。新会社の資本金は10億円。工場の敷地面積は約3万3,000㎡。新工場は2023年に稼働開始する予定。アジア地域を中心とした旺盛な射出成形機需要に応えるため、生産・販売体制を強化する。

メニコン 178億円投じマレーシアクダ州に新工場建設

コンタクトレンズ大手のメニコン(本社:名古屋市中区)は1月26日、約178億円を投じマレーシアのクダ州クリムに、1日使い捨てコンタクトレンズ工場を建設すると発表した。新工場は2021年3月に設立した完全子会社メニコン・マレーシアを通じて建設される。
2階建て建屋の延床面積は約4万5,000㎡で、同社にとって国内外でも最大の工場となる。アジア地域での需要拡大を見込み、売上高に占める海外事業の比重を高めるのが狙い。

三菱地所 タイの「Central Village」第二期増床エリア開業

三菱地所(本社:東京都千代田区)は1月28日、タイ・バンコク近郊の東南アジア最大級の大型アウトレットモール「Central Village」第二期増床エリアが同日開業したと発表した。同モールはタイ小売り最大手Centralグループ傘下の大手商業デベロッパー、Central Pttana Public Company Limited(以下、CPN社)と共同で2019年より推進してきた大型アウトレットモール「Central Village」で、今回の増床により新たに約70店舗が出店し、合計約220店舗、店舗面積約3万6,000㎡となった。
Central Villageは首都バンコクの玄関口、スワンナプーム国際空港から車で約10分、都心部から約45分と、アウトレットモールとして利便性・集客力の高い場所に位置している。

日産連合 EV開発に5年で3兆円投資 30年までにEV35車種投入

日産自動車、三菱自動車、フランスのルノーの3社連合は1月27日、電気自動車(EV)など電動車の開発に今後5年間で計230億ユーロ(約3兆円)を投資すると発表した。5つのEV専用共通プラットフォームを採用し、車載電池の共同調達などでコスト削減を推進する。これにより、2030年までに新型EVを計35車種を市場投入する。

JR東日本 台湾にコワーキングスペース「One&Co Taipei」開設

東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)は1月26日、グループ会社の台灣捷爾東事業開發股份有限公司が、日系企業が集積する台北市中山駅近くにコワーキングスペース「One&Co Taipei」を2022年夏に開設すると発表した。この種の施設は2019年8月に開設したシンガポールに次いで2拠点目。施設面積は2F:約462㎡、3F:約936㎡。
日本企業の海外進出や海外企業の日本進出をサポートする。また、スタートアップ企業と大手企業のマッチング機会や、利用者間のコミュニティ形成を促し、その出会いによりビジネス・イノベーションを創発する場となることを目指す。

トヨタ世界販売 21年は10%増の1,049万5,500台 2年連続首位

トヨタ自動車が1月28日発表した2021年1~12月の生産・販売・輸出実績によると、ダイハツ工業、日野自動車を含むグループの世界販売台数は前年比10%増の1,049万5,500台だった。すでに発表済みの独フォルクスワーゲン(VW)の888万台を上回り、2年連続で世界首位となった。また、トヨタグループの世界生産は9%増の1,007万6,200台だった。新型コロナウイルスや半導体不足で減産が続いたものの、影響を最小限にとどめた。