ブリヂストン(本社:東京都中央区)は12月10日、自動車の内装材を中心とした化成品ソリューション事業と、防振ゴムの2事業を売却すると発表した。売却額は非公表。化成品ソリューション事業はエンデバー・ユナイテッド(本社:東京都千代田区)2号投資事業有限責任組合に、防振ゴム事業を安徽中鼎控股(集団)股份有限公司(本社:中国安徽省宣城市寧国市)にそれぞれ譲渡する。
化成品ソリューション事業の2020年実績のグローバル連結売上収益は約557億円。防振ゴム事業の2020年実績のグローバル連結収益は約544億円。同社は2月に発表した国内外にある約160の生産拠点を4割減らす計画を掲げており、この一環。
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自然電力 九州で台湾のSREと共同で洋上風力発電事業
再生可能エネルギー発電事業を手掛ける自然電力(本社:福岡市)は12月8日、台湾で洋上風力発電事業を手掛けるSwancor Renewrable Enrrgy Co.,Ltd.(スワンコール・リニューアブル・エナジー、本社:台北市、以下、SRE)と、九州域内で幅広く洋上風力発電所を共同開発することで合意したと発表した。
SREは、台湾の再生可能エネルギー業界をリードする電力事業者で、特に洋上風力分野におけるパイオニア的存在。これまでに累計約5,000MWの案件開発に携わっている。自然電力は日本で約1GWの自然エネルギー発電所開発実績を有しており、太陽光から陸上・洋上風力、水力、バイオマスへと拡大してきた。地域の実情に根差した再エネ導入を進めてきた自然電力の開発力を駆使し、今回同社が本社を置く重点地域の九州で、洋上風力の一層の推進を目指していく方針。
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三菱自「アウトランダー」に緊急時通報「SOSコール」搭載
三菱自動車(本社:東京都港区)は12月8日、16日に発売するクロスオーバーSUV「アウトランダー」のプラグインハイブリッドEV(PHEV)モデルのコネクティッドサービス「MITSUBISHI CONNECT」に、危険を感じた時や急な体調不良の際に専用のボタンを押すか、または万が一の事故でのエアバッグ展開時には自動でオペレーションセンターにつながる「SOSコール」を採用すると発表した。
SOSコールボタンを押すと、ヘルプネットオペレーションセンターにつながり、警察や消防への連携をサポートする。また、万が一の事故発生時には、エアバッグ展開と連動して自動通報し、救助が必要と判断された場合、車両情報に基づき迅速に緊急車両などの出動要請を行う。さらにドクターヘリなどの早期出動判断につなげるD-Call Netも対応している。
ダイハツ,エア・ウォーター メタン製造の技術開発 NEDOに採択
ダイハツ工業(本社:大阪府池田市)とエア・ウォーター(本社:大阪市中央区)は12月8日、共同で応募した「竜王町地域循環共生型の肉牛糞乾式メタン発酵システムの開発」が、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(本部:神奈川県川崎市、以下、NEDO)の「2021年度新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術開発事業(事業化実証研究開発)」に採択されたと発表した。
両社は、竜王町で耕畜工で連携し、近江牛糞尿を利用した小型バイオメタン発酵プラントと発電機を2023年までに技術開発・建設し、2024年に実証実験を進めていく。
今回、ダイハツ滋賀(竜王)工場の地元、竜王町が進める耕畜連携に工業を生業とする2社が参画し、耕畜工連携による地域循環共生を目指し、地元特産の近江牛の糞を活用したメタン発酵技術開発の取り組みを開始した。これは近江牛肥育の糞尿からエネルギー(バイオガス)を取り出し、専用の発電機に投入して工場の稼動エネルギーとして使用することで、脱炭素化を進めると同時に、残渣は有機肥料としてのうちに還元する、地域循環を目指している。これにより、SDGsを目指した持続可能な地域社会づくりをさらに進めていく。