日立 シニアの「社会参加」促し介護予防支援の新事業立ち上げ

日立製作所は2月15日、一般社団法人日本老年学的評価研究機構(以下、JAGES機構)との共同研究のもと、シニアの社会参加行動を測定し、データに基づく介護リスクの予測や介護予防のための行動介入を支援する新たな事業を立ち上げると発表した。
この事業の中核ツールとして、シニアの社会参加を促進するスマートフォンアプリ「社会参加のすゝめ」を2022年春にリリースし、一般向けに無償公開する。外出・行動状況の測定・見える化や、そのデータに基づいた健康アドバイス、JAGES機構の先行研究に基づくコンテンツ配信などを提供する。
今後この取り組みに賛同する企業や自治体などを幅広く募り、アプリを通じた介護予防効果をシニアに還元できるサービスなど、シニアの社会参加を促進するより良い仕組みの開発と社会実装を加速し、「人生100年時代」における健康長寿社会の実現に向けたエコシステムの構築に取り組む。

ADEKA 日本農薬がインドの水稲用殺虫剤の農業登録取得

ADEKA(本社:東京都荒川区)は2月10日、グループ企業の日本農薬(本社:東京都中央区)の、連結子会社Nichino India Private Limited(本社:インド・テランガナ州ハイデラバード、以下、ニチノーインディア)が、インドで農薬登録申請していた新規水稲用殺虫剤「オーケストラ(R)IOSC」について、2月3日付で農業登録を取得したと発表した。インドでの販売開始時期は今年の雨期作(6月ごろ)を予定。
オーケストラ(R)IOSCは、同社が独自に発明した新規有効成分ベンズピリモキサンを含有する製品。日本とインドで同時開発を進めてきており、日本では2020年9月14日付で農業登録を取得、2021年5月25日に販売開始している。
日本と同じくコメを主食とするインドで、水稲は最も広く栽培されている重要作物であり、水稲栽培に甚大な被害をもたらす最重要害虫の一つ、トビイロウンカの防除は最優先課題となっている。ベンズピリモキサンはトビイロウンカをはじめとするウンカ・ヨコバイ類に高い殺虫効果を示し、既存剤に感受性が低下した個体群に対しても高い防除効果を示すとしている。

ANAHD「空飛ぶタクシー」参入 関空~市内を15分以内に短縮

ANAホールディング(HD)は2月15日、日本で「空飛ぶタクシー」の運航事業に参入すると発表した。トヨタ自動車などが出資する米新興企業、ジョビー・アビエーション(以下、ジョビー)と業務提携し、同社が開発している電動式の垂直離着陸機「eVTOL」を活用する。
ANAHDとジョビー両社が発表した。ジョビーが開発している5人乗りの機体は最高速度が時速約320kmで、240km強の連続飛行ができる。現在は自動車で1時間程度かかる関西国際空港から大阪駅までの所要時間を15分以内に短縮できるという。

クボタ 21年売上高・最終利益とも過去最高 海外事業がけん引

クボタ(本社:大阪市浪速区)の2021年12月期連結決算は、売上高、最終利益とも過去最高となった。売上高が前期比18.5%増の2兆1,967億円となり、初めて2兆円を突破した。純利益も同36.7%増の1,756億円で過去最高を更新した。海外事業が好調で、北米で小型の建設機械やトラクターの販売が大幅に増えた。また、タイやインドなどで農業機械が好調だったことが主な要因。

不二家と丸紅 ベトナムに菓子製品の輸入・販売の合弁設立

不二家(本社:東京都文京区)および丸紅(本社:東京都千代田区)は2月14日、ベトナム国内に不二家菓子製品の輸入および販売を目的とする合弁会社を共同で設立することで合意したと発表した。
合弁会社「FUJIYA VIETNAM CO.,LTD.」(所在地:ホーチミン市)、出資比率は不二家、丸紅各50%。2022年5月設立予定で、2022年中に菓子の輸入販売を開始し、現地でのマーケティングや販売促進の検証を行っていく。参入予定のビスケット・クッキー市場は最も規模が大きく、今後も成長が期待されるカテゴリー。

不二家とバンダイ 中国での菓子事業展開拡大で業務提携

不二家(本社:東京都文京区)は2月14日、バンダイ(本社:東京都台東区)と、中国での菓子事業拡大を目的として業務提携することで合意したと発表した。中国でIPを活用した菓子事業のさらなる市場展開に取り組むバンダイと、中国に生産拠点がありポップキャンディを中心にクッキーなどの販売ネットワークを持つ不二家が、両社の強みを活かすことで、中国での”地産地消”によるIP菓子事業展開の拡大をともに目指す。
協業商品第一弾は「ウルトラマンスティックキャンディ」で、2022年10月発売予定。参考小売価格は10本で14.8元(約260円)。企画元:BANDAI NAMCO Entertainment(SHANGHAI)CO.,LTD.、製造・発売元:不二家(杭州)食品有限公司。

群馬県でローカル5G活用の遠隔操作による自動運転バス実証

一般社団法人ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構(以下、TOPIC)、群馬大学、日本モビリティ、日本電気(以下、NEC)は2月14日、群馬県前橋市でローカル5Gを活用した複数台の遠隔監視を含む自動運転バスの公道実証を2月21日から27日まで実施すると発表した。これは総務省の令和3年度「課題解決型ローカル5Gを活用した遠隔型自動運転バス社会実装事業」として、実施するもの。昨年度に続き今年度もローカル5Gをはじめとする先進技術を活用し、自動運転バスの実用化に向けて実証を行い、その成果やノウハウを活かして実運用を目指す。

蓄電量2倍の「リチウム硫黄電池」ADEKAが試作品を開発

ADEKA(本社:東京都荒川区)は次世代電池として期待される「リチウム硫黄電池」の試作品を開発した。重量あたりのエネルギー密度で既存のリチウムイオン電池の約2倍を実現した。電池メーカーなどと研究開発に取り組み、2030年をめどに電極材販売の事業化を目指す。リチウム硫黄電池は正極に硫黄由来の物質を使用している。日本経済新聞が報じた。
脱炭素の、ガソリン車に代わる有力車両、電気自動車(EV)も航続距離がネック。この航続距離を延ばすには現在のリチウムイオン電池よりエネルギー容量が大きい電池の開発が不可欠だ。

ワタミ 23年度までに国内展開の居酒屋3割を閉店 宅配事業強化

居酒屋チェーン大手のワタミ(本社:東京都大田区)は、国内で展開している270余の居酒屋のうち、およそ3割にあたる採算が見込めない80店舗について、2023年度までに閉店する方針を固めた。年内におよそ40店、来年さらに40店ほど順次営業を終了する。
同社では不採算店の閉鎖を進める一方、別のおよそ80店舗で焼き肉やすしなどへの業態転換を検討するほか、需要が伸びている食材や弁当などの宅配事業を強化し、収益力を高めていく考え。
同社は昨年度、グループ全体の売上高が前年度より30%以上落ち込み、110億円余の最終赤字に陥った。今年度も上半期時点で30億円の最終赤字となるなど経営の立て直しが喫緊の課題となっている。