10月企業倒産525件で57年ぶり低水準 コロナ関連は最多の159件

東京商工リサーチのまとめによると、2021年度10月度の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)は、件数が前年同月比15.8%減の525件、負債総額が同25.6%増の984億6,400万円だった。
件数は5カ月連続で前年同月を下回った。10月度としては1989年(589件)以来、32年ぶりの500件台にとどまった。これは1964年の449件に次ぐ、57年ぶりの低水準。負債総額は3カ月連続で前年同月を上回り、今年3番目の規模となった。負債5億円以上10億円未満は16件(前年同月21件)と減少したが、同1億円以上5億円未満が109件(同90件)で、同50億円以上の3件(同1件)を含む同10億円以上が17件(同12件)と増加し、負債額を押し上げた。
10月のコロナウイルス関連倒産は前年同月比50.0%増の159件に上り、9月の155件を上回り、月間最多を更新した。この結果、2021年1~10月累計は1,346件(前年同期615件)となっている。

TSMC 熊本新工場建設発表 投資額8,000億円 24年末量産開始

世界的半導体メーカーの台湾積体電路製造(TSMC)とソニーグループ子会社のソニーセミコンダクタソリューションズは11月9日、熊本県菊陽町にソニーが持つ工場の隣接地に、半導体受託子会社を設立して2022年に新工場建設に着手、2024年末までの量産開始を目指すと発表した。当初の設備投資額は約70億ドル(約8,000億円)で、工場を運営する合弁会社にソニーが約5億ドル(約570億円)出資する。

東芝 フィリピン・ラグナ州でデータセンター向けHDD増産

東芝は11月8日、グループ会社がフィリピンラグナ州の工場でデータセンター向けのハードディスクドライブ(HDD)を増産すると発表した。生産能力を2022年度末までに2020年度末の約2倍に引き上げる。増産するのは記憶容量が12テラ~18テラ(テラは1兆)バイトの製品。世界的にデータ蓄積量が急増し市場が拡大していることに対応する。

日立造船 Power to Gas事業の拠点「PtG SQUARE」運用開始

日立造船(本社:大阪市住之江区)は11月9日、水電解装置(水素発生装置)やメタネーション設備などのPwer to Gas(以下、PtG)関連事業を積極的に推進していくため、築港工場(所在地:大阪市大正区)内に同事業の研究開発・製造拠点となる「PtG SQUARE」の整備を進めてきたが、このほど本格的な運用を開始したと発表した。PtG SQUAREの敷地面積は約535㎡。メタネーション実証設備はメタンガス製造量12.5N㎥/h。

シン・エナジー フィリピン・イフガオ州で水力発電所建設

再生可能エネルギー開発などを手掛けるシン・エナジー(本社:神戸市中央区)は11月8日、フィリピンのイフガオ州で発電出力560KWの小水力発電所を建設すると発表した。11月末着工の予定で、2023年7月の運転開始を見込む。
同事業の実施により、既設水力発電所(発電出力1,020KW)とあわせて、イフガオ州内の年間電気需要の約70%を賄うことが可能となり、州内の電力供給の安定化と電力の自給率の向上に貢献する。

経団連 20年度は13年度比CO2を22.3%削減 30年度に言及せず

経団連は11月8日、産業界全体の2020年度の国内事業に伴う二酸化炭素(CO2)排出量が、2013年度比で22.3%減少したと発表した。政府が掲げる2050年に温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現に呼応、各業種に着実な取り組みを促す行動計画も発表。ただ、2030年度の排出量を2013年度比で46%減らす政府計画を含め、具体的な達成の見通しには言及しなかった。

 

三菱自 インドネシアで「エクスパンダー」シリーズ新型車

三菱自動車(本社:東京都港区)は11月8日、インドネシアの販売子会社ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・セールス・インドネシア(所在地:西ジャワ州ブカシ県、以下、MMKSI)が製造、販売する、小型多目的車(MPV)「エクスパンダー」の新型車を発表した。同国で販売開始後、順次ASEAN地域を中心に展開していく予定。
エクスパンダーは2017年の販売開始以降、ASEANはじめ中東、南アジアなどへ販売市場を拡大、2019年にはエクスパンダーシリーズの最上位モデルとなる「エクスパンダークロス」を追加し、小売販売台数は2021年10月末までに累計販売台数37万2,000台に達している。

ジェイテクト 環境循環性に優れる「ギ酸」活用の新燃料電池

トヨタ自動車グループのジェイテクト(本社:愛知県刈谷市)は11月9日、樹脂や酢酸を製造する際の副産物で通常、廃棄物として処理されている「ギ酸」を燃料として発電する電池を開発したと発表した。環境循環性に優れているギ酸を有効活用したもの。2018年から金沢大学の辻口准教授と共同研究を進め、今回実用化を目指した国内初の50W級機能実証機を開発した。2030年までの実用化を目指す。