トリドールホールディングス(本部:東京都渋谷区)は11月16日、傘下のグループ会社を通じて、東南アジアを中心に展開するヌードル業態「Boat Noodle(ボートヌードル)」を10月にシンガポールに新規出店したと発表した。これにより、ボートヌードルはマレーシア、シンガポール、ブルネイの東南アジア諸国で計40店の展開となる。
東南アジアを中心に人気のヌードルショップは、2016年2月にトリドールHDグループ入り。タイの水上マーケットで食べられていた小さなスープヌードルがルーツ。一杯100円未満からと手ごろ。イスラム教徒が安心して食事ができるようハラル対応している。
KKRと楽天 ウォルマートから西友株式を取得
楽天(本社:東京都世田谷区)、米国の投資ファンド、KKR&Co.Inc.(本社:米国ニューヨーク州ニューヨーク市、以下、KKR)はおよびウォルマート・インク(本社:米国アーカンソー州ベントンビル、以下、ウォルマート)は11月16日、ウォルマートが保有する合同会社西友(本社:東京都北区、以下、西友)について、KKRと楽天が分割保有することなったと発表した。この結果、西友の持株比率はKKR65%、楽天20%、ウォルマート15%となる。イノベーションを進め、顧客や取引先が恩恵を享受できるようDXを一段と加速させる。
双日と大和ハウス インドネシアで日本人家族向けアパート開発
双日と大和ハウス工業は11月16日、双日グループがインドネシアで開発・運営を行う総合都市、デルタマス・シティ内で、日本人家族向けサービスアパートメントの開発・運営を目的としてPT.SDI Properties Indonesiaを設立するとともに、同施設の開業時期が2021年8月に決まったと発表した。
両社は日本人駐在員とその家族の住環境の整備を目的として、日本人学校の隣接地に同施設の開発・運営行うことに合意。施工は大和ハウスの現地法人PT.Daiwa Tetra anunggal Konstruksiが行い、日本仕様でつくり込んだ居住空間を提供する。また、日系クリニック、日系進学塾、日系幼稚園などテナントの誘致を予定。
エアアジア・ジャパン 破産手続き開始 コロナ禍で事業廃止
新型コロナウイルス感染拡大の影響により12月に事業廃止を決めたエアアジア・ジャパンは11月17日、東京地方裁判所に破産手続き開始の申し立てを行った。
エアアジア・ジャパンは中部空港(セントレア)を拠点とし、国内線は札幌線、仙台線、福岡線、国際線は台北(桃園)線の計4路線を運航していた。負債総額は約217億円。社員は残務整理にあたる一部を除き11月に解雇している。
新型コロナウイルスの影響で、国内の航空会社が経営破たんに追い込まれるのは初めて。
極楽湯 中国・武漢市の直営店の経営権を譲渡 FC店へ移行
極楽湯ホールディングス(本社:東京都千代田区)は11月13日、中国子会社、極楽湯(武漢)沐浴有限公司(以下、武漢子会社)が運営する直営店「極楽湯 金銀譚温泉館」(所在地:中国湖北省武漢市)について、このほど経営権を譲渡し、フランチャイズ店へ移行することになったと発表した。武漢子会社を修曼(武漢)酒店管理有限公司へ経営権を譲渡したうえで、その出資持分を引き継ぎ先へすべて譲渡するのと合わせて、フランチャイズ加盟契約を締結することで合意した。
トリドールHD シンガポールに豚肉使わないポークカレー新業態
トリドールホールディングス(本部:東京都渋谷区)は11月14日、傘下のグループ会社を通じて、シンガポールを拠点に展開する日本式カレー店「MONSTER CURRY(モンスターカレー)」店の新業態として、豚肉使わないポークフリーの「MONSTER PLANET(モンスタープラネット)」の1号店をシンガポールに出店した。
シンガポールはイスラム教徒が人口の約13%を占め、宗教上の理由により食材に制限があるため、ポークフリーのカレー業態をオープンした。今後、ハラル認証も取得する予定。
モンスターカレーはシンガポールで13店舗を展開。2018年11月にトリドールHDにグループ入りした。日本式でしっかり煮込んだルーの味わいと、大皿でシェアできるボリューム感、選べる5段階の辛さで人気を集めている。
スパコン「富岳」2期連続で世界一獲得 4部門で輝く
理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳」が11月17日に公表された計算速度を競う世界ランキングで世界1位を獲得した。富岳が世界一になるのは今年6月に続いて2期連続。今回1位に輝いたのは①演算速度、②シミュレーション計算、③AIの学習速度、④ビッグデータの処理性能-の4部門。
北陸銀行 ベトナム・ホーチミン市に駐在員事務所を開設
ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行(本店:富山市)は11月12日、ベトナム・ホーチミン市に駐在員事務所を開設すると発表した。開設時期は2021年8月の予定。現地の政治経済、金融等の情報収集および取引先企業の海外進出、海外展開および各種業務のサポートを行う。
なお、限りある経営資源を中国・アジア地域に集中させるため、ロンドン駐在員事務所を廃止する。
国分G本社 マレーシアKL郊外の4温度帯物流センター稼働
国分グループ会社(本社:東京都中央区)はこのほど、グループ企業でマレーシアで物流事業を展開するKokubu Food Logistics Malaysia Sdn.Bhd.(本社:セランゴール州)が、クアラルンプール近郊シャー・アラムに低温物流センターを開設、稼働させたと発表した。
同センターは冷凍(-18℃~-25℃)、冷蔵(0℃~8℃)、エアコン(15℃~20℃)、常温の4温度帯対応の物流センターで、これによりマレーシア国内で低温加工食品のコールドチェーン物流機能を発揮していく。シャー・アラムには3つの主要高速道路があり、マレーシア半島全域への配送が可能となる。
ニトリHD 島忠株式の公開買付けにより経営統合で合意
ニトリホールディングス(東京本部:東京都北区)は11月13日、16日より1株当たり5,500円で開始する公開買付けを通じて、経営統合することで合意、経営統合契約を締結したと発表した。