気象庁は西高東低の冬型の気圧配置となり冷え込んだ10月28日、東京・近畿で冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が吹いたと発表した。いずれも昨年より6日早かった。東京都心では午前5時20分に最大瞬間風速16.9mの北西の風、滋賀県彦根市では午前2時ごろ、同15.2mの北北西の風をそれぞれ観測した。また、日本列島各地で今季1番の冷え込みとなった。
副首都要件に大阪・愛知・福岡・北海道が該当 政令決定
政府は10月27日の閣議で「副首都」構想関連法に基づく指定要件を定める政令を決定した。人口・経済規模などにあてはめると、大阪・愛知・福岡・北海道の4道府県が該当する。近く公表し、副首都指定の準備を進める。
副首都の主な指定要件は①東京圏との同時被災の可能性が低い②国の地方部局の半数以上が立地する③人口や経済の集積④必要な機能を発揮する地方行政体制があるーーの4点。
3番目の要件については、「国内総人口に対する割合が2.1%以上の道府県」といった数値を示した。これにより、大都市を抱える4道府県になる。4番目の必要な地方行政体制については、特別区制度、道府県と政令指定都市による連携協定の2つの選択肢を示している。
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副首都法案に憲法学者らが「違憲の疑い」指摘
日本維新の会が提起し、連立合意書に盛り込まれた関係で自民党と維新が成立をめざす「副首都構想」の関連法案をめぐり、法学者や法曹団体が「憲法違反」の疑いを指摘している。
大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」の是非を問う住民投票の有権者を、大阪市民だけでなく、大阪府民に拡大するとする内容が含まれているためだ。
大阪市のことを大阪府民で決めようとする法案は、地方自治を定めた憲法92条に違反する疑いがあるのだ。
憲法92条が定める「地方自治」は、住民が自ら地域のことを決める「住民自治」と自治体が地域の行政について、国や他の自治体などから干渉を受けない「団体自治」からなるとされている。しかも、1963年の最高裁判決は「憲法で保障した地方自治の機能を法律をもって奪うことは許されない」と示している。
この判例に沿って、法学者ら専門家は「国会が大阪市の自治権を侵す恐れのある法律をつくることや、大阪府民が住民投票で大阪市民の頭越しに市のあり方を決めることが、とりわけ団体自治に抵触する疑いがある」と指摘している。