近畿の26年上半期倒産14年ぶり高水準か

帝国データ分バンク大阪支社によると、2026年1〜6月の近畿2府4県の倒産件数(負債額1,000万円以上)が1,300件台後半と、2012年以来14年ぶりの高水準になる見通しだ。物価高に加え、中東情勢の悪化が企業経営に与える悪影響が懸念されている。
1〜5月の倒産件数は1,132件で、前年同期(1,085件)を4%上回っている。

大阪 池田市「ハッピーローソンタウン」1号店開業

ローソンは6月4日、大阪府池田市で「ハッピーローソン 池田伏尾台店」を開業した。店舗を軸に地域再創生に取り組む「ハッピーローソンタウン」構想の第1号店。行政や家電の相談が受けられる窓口を置くなどして、地域住民の生活を支える。
ハッピーロソンタウン構想では、過疎地などで出した店舗が地域の”ハブ”となり、街づくりや住民の交流の場づくりに取り組む。1号店は阪急バスの営業所跡地に出店した。通常のコンビニ商品ぬ加え、野菜を中心とした生鮮品を販売する。また、コンビニ店としては異例のドローンを配備、地域のセキュリティに保持の楽割を担う。

副首都法案に自民党から異論 府全域の住民投票✗

自民党は5月29日、党本部で東京から首都機能の一部を地方に移す「副首都構想」の具体化に向けた法案を巡り、原案をもとに議論した。
同会議では大阪選出の議員らから、大阪維新の会が推進しようともくろむ「大阪都構想」の賛否を問う3度目の住民投票を、過去2回の住民投票で否決された大阪市内だけでなく、大阪府全域で実施できる点などに強い異論が出た。

大阪松竹座 最後の公演 103年の歴史に幕

芝居の街として知られる大阪・道頓堀で、上方の歌舞伎文化を支えてきた大阪松竹座が5月26日の公演をもって、103年の歴史に幕を下ろした。歌舞伎だけでなく、松竹新喜劇やOSK日本歌劇団、アイドル主演の舞台など、様々な公演でファンの要望に応え、上方文化隆盛の一端を担ってきた。

吉村氏 来春の知事選に立候補を表明, 条件付き

大阪都構想の3度目の住民投票をめざす大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会代表、大阪維新の会代表)は5月17日、大阪市の党本部で記者会見し、来春の知事選に立候補すると表明した。
大阪市の横山英幸市長(大阪維新の会副代表)も、来春の市長選に再度出馬するすると表明した。そのうえで、来年4月までの自身の任期内に住民投票の実施をめざすと語った。
今回の吉村、横山両氏の表明を受け、維新の市議団は近く、都構想議論を進めるか最終判断する。
吉村氏は会見で、市議団が来年4月までの住民投票を目標にしなければ知事選への立候補を取り下げる考えも示した。その場合、吉村氏は国政への転身を視野に検討しているとみられる。

クボタ旧本社跡地の再開発 核は多目的アリーナ

クボタは5月11日、大阪市浪速区の旧本社跡地の再開発について、優先交渉権者を三井不動産、関電不動産開発の2社に決めたと発表した。同跡地は商業施設「なんばパークス」の南側に位置する。期間限定で住宅展示場などに使われている隣接地と合わせて約2万4,000㎡の広さがある。
再開発では約1万2,500人収容する多目的アリーナを核に、ホテルや商業施設なども含む複合施設を検討する。開業は2032年以降を予定。

なにわ筋線の総事業費倍増の6,500億円に

大阪市中心部と関西空港を結ぶ新たなルートとして、2031年に開業を予定している「なにわ筋線」の総事業費が、従来の計画からほぼ倍増の6,500億円に膨らむ見通しとなったことが分かった。ルート上にある地中の障害物の撤去費用、地盤対策費用などが新たに発生するためだ。今月、建設を担う大阪府・市やJR西日本などが出資する第3セクター「関西高速鉄道」が試算し、府・市に報告した。
従来の計画では、事業費が3,300億円で、府・市が1,180億円、JR西日本と南海電鉄が計330億円を負担し、残りは借入金や国の補助で賄うことになっていた。
なにわ筋線は大阪市中心部を縦断する総延長7.2kmの路線で、このうち6.5kmは地下を走る。大阪・うめきたエリアと、JR難波駅、南海電鉄・新今宮駅をそれぞれつなぐ。完成すれば、大阪駅と関西空港を最速44分で結ぶ新たなルートが誕生し、開業後は1日約24万人の利用が見込まれている。

「うめきたの森」11/20に開園 滝や池も

JR大阪駅前の再開発エリア「グラングリーン大阪」の開発事業者は4月23日、北側で整備する緑地空間「うめきたの森」(約1ha)の概要を発表した。当初の2027年春の全面開園計画に先駆け、11月20日に敷地の約9割にあたる部分を、前倒し開園する。
うめきたの森には、落差3mの滝や池などを配置し、サクラやモミジなど100種類以上の植物に囲まれた空間を演出する。園内には薪窯で焼くピザを提供するカフェ・レストランも新設する。すでに開業している南側の公園と結ぶ延長約350mの回遊路「ひらめきの道」も整備する。

関経連 ABCプラットフォーム タイで定例会議

関西経済連合会(関経連)と東南アジアの経済団体が連携したビジネス支援組織「アジア・ビジネス創出(ABC)プラットフォーム」の全体会議が4月9日、タイ・バンコクで開かれた。全体会議は今年で5回目。
関経連の松本正義会長は会議冒頭で「東南アジア諸国連合(ASEAN)と関西の関係を強化したい」と挨拶。タイの経済団体、タイ工業連盟(FTI)のグリアングライ会長は「市場に対応するだけでなく、市場をともに形づくろう」と呼び掛けた。
ABCプラットフォームは2019年、関経連が主導して設立された。

”特区民泊”申請 不認定1件 1万件超すべて通過

全国7府市区町が導入している「特区民泊」を巡り、制度開始から2026年1月末までにあった1万件超の申請のうち、「不認定」とされたのはわずか1件で、ほぼ全件が審査を通過していたことが判明した。
特区民泊はインバウンド(訪日外国人)の急増に伴い、宿泊施設不足の解消を一つの目的として始まった。だが、規制緩和策のため審査基準が過度に甘くなっている可能性がある。
現実に大阪市などで、特区民泊周辺では騒音やゴミ出しへの苦情が相次ぎ、大きな社会問題化しているエリアもある。こうした”大甘”の審査で通過した特区民泊施設で、さらに問題が噴出することはないのか、審査のあり方が問われる事態となっている。
全国の特区民泊の約9割に相当する7,930施設が集中する大阪市は、2016年10月の申請受付開始から2026年1月末までに1万814件の申請があった。このうち99.4%にあたる1万754件が審査を通過。不認定は1件で、居室の床面積が基準を満たしていなかった。他に事業者側が自ら申請を取り下げたケースが59件あった。
大阪市についで特区民泊が多い東京都大田区は、2026年1月末までに413件認定した。不認定はなく、事業者側の申請取り下げを除いて全申請を認定したとしている。