日本和装ホールディングス(本社:東京都港区)は2月24日、シンガポールに全額出資による子会社「Nihonwaso Asia Pacific Holdings Pte.Ltd.」を設立すると発表した。東南アジア地域における事業統括、事業開発、経営管理、市場調査等を担う。新会社の資本金は125万シンガポールドル(約1億円)で、2021年4月に設立する予定。
日本和装HDは日本国内で約30年間、「無料きもの着付け教室」を軸とした販売仲介事業を主とするきもの関連事業を行ってきた。関連事業の展開は国内にとどまらず、ベトナムでは和服縫製業を行っている。
三菱ケミカル MMA事業強化へシンガポールに本社機能
三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)は2月24日、MMA事業のグローバルオペレーションを強化するため、同事業の本社機能をシンガポールに集約し、現在三菱ケミカル、ルーサイト、また各リージョンに分散する同事業の中核会社を、4月15日付で「Mitsubishi Chemical Methacrylates」を含む社名に統一すると発表した。日本においては同日付で「三菱ケミカル メタクリレーツ」(本社:東京都千代田区)を設立し、国内事業についても引き続き強化していく。
同社のMMA事業は世界の成長市場でモノマー11拠点、ポリマー(アクリル樹脂)6拠点を保有。これまで事業の本社機能を日本や英国で担ってきた。今後は新体制のもと、意思決定の一元化・迅速化、多様化する人材登用など経営基盤も強化するため、本社を「Mitsubishi Chemical Methacrylates Singapore」に集約する。
トリドールHD「丸亀製麺」米・台湾・インドネシアに出店
トリドールホールディングス(本社:東京都渋谷区)は2月24日、グループ企業やFC企業を通じて2021年1月に、「丸亀製麺」を米国1店舗、台湾2店舗、インドネシア1店舗の計4店舗を新規出店したと発表した。これにより丸亀製麺の海外展開は12カ国・地域で計242店舗となった。
スズキ 鈴木会長退任 軽自動車の販売拡大,インド進出で功績
スズキは2月24日、鈴木修会長(91)が6月開催の株主総会で会長職を退任すると発表した。鈴木氏は40年以上にわたって経営を主導。インド進出などを成し遂げ、スズキを世界的な自動車メーカーに成長させた。インドでは長年5割前後の販売シェアを占め、No.1の座を維持している。退任後は代表権のない相談役になる。
トヨタ 2/25から稼働再開 国内全工場が正常化 部品供給にめど
トヨタ自動車は2月24日、福島、宮城両県で震度6強を観測した地震の影響で同日まで停止していた4工場5ラインの稼働を、25日に再開することを明らかにした。取引先の被災で不足していた部品の供給にめどがついたため。これにより国内のすべての工場が正常化する。
25日に再開するのは高岡工場(所在地:愛知県豊田市)、子会社のトヨタ車体の吉原工場(同)、富士松工場(同愛知県刈谷市)、子会社の岐阜車体工業本社工場(同岐阜県各務原市)。
ガーデニングのタカショー フィリピン・ブラカン州に子会社
ガーデンライフスタイルメーカー、タカショー(本社:和歌山県海南市)は2月22日、フィリピン・ブラカン州パオンボ市に8月に子会社「タカショーガーデンライフ デザインラボ フィリピン」を設立すると発表した。資本金は1,200万ペソ(約2,400万円)。
DX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みを一気に加速させ、ガーデンシミュレーションアプリや庭空間パッケージ動画等の制作を中心としたソフト工場を稼働させる。
21年1月のノートパソコンの国内出荷127.7万台で過去最多
JEITA(電子情報技術産業協会)のまとめによると、2021年1月に国内で出荷されたノートパソコンの台数はおよそ127万7,000台で、前年同月と比べて2.6倍に増え、1月としては現在の形で統計を取り始めた2008年以降、最多となった。また、出荷額はおよそ706億円で1.3倍に増えた。
新型コロナウイルスに対応した学習環境を整えるため、全国で小中学生にパソコンを配備する国の計画が前倒しで進んでいることや、全般的なテレワークの広がりが背景にある。なお、2020年1年間のノートパソコンの国内出荷台数は、これまでで最も多い894万台余に上っている。
ユニクロ 3/5ベトナム・ホーチミン市4号店オープン
カジュアルブランド「ユニクロ」を展開するベトナム現地法人、ユニクロベトナムは2月22日、ホーチミン市4号店を3月5日にオープンすると発表した。同市10区の商業施設、バンハインモールに入居する。同国への出店は7店舗目。
トヨタ 富士の裾野の実証都市”未来の街”づくりがスタート
トヨタ自動車が富士山の裾野で計画を進める、未来の街づくりがスタートする。暮らしのあらゆるモノやサービスがネットでつながる実証都市「ウーブン・シティ」の地鎮祭が2月23日、建設地、静岡県裾野市で行われた。地鎮祭には豊田章男社長はじめ、静岡県の川勝平太知事らが出席し、建設工事の安全を祈願した。
ウーブン・シティは、トヨタ自動車東日本東富士工場跡地に建設。人々が生活するリアルな環境のもとでAI技術の導入やロボットなどの新技術を検証するもの。当初は360人程度、将来的にはトヨタ自動車の従業員約2,000人が居住する見込み。
ヤマハ発動機 マニラ首都圏近郊に二輪車工場の新棟を稼働
ヤマハ発動機(本社:静岡県磐田市)は2月23日、フィリピン・マニラ首都圏近郊のバタンガス州で建設していた二輪車工場の新棟が完成し、22日に稼働したと明らかにした。年産能力は80万台に倍増し、新モデルを生産する。NNA ASIAが報じた。