大阪ガス・積水ハウス 3電池住宅で再生エネ社会見据え実証実験

大阪ガス(本社:大阪市中央区)と積水ハウス(本社:大阪市北区)は3月25日、共同で再生可能エネルギーが主力電源となる社会を見据え、3電池(燃料電池・蓄電池・太陽電池)を備えた住宅(以下、3電池住宅)で、電力系統の安定化への貢献可能性を検証するために、4月1日から1年間の居住実験を開始すると発表した。
居住実験住宅の所在地は奈良県北葛城郡王子町で、建物は軽量鉄骨2階建て4LDK(延床面積138.8㎡)。燃料電池は固体酸化物形燃料電池(SOFC)(定格出力700W)、太陽電池は多結晶型(定格出力5.08KW)、蓄電池はリチウムイオン蓄電システム(9.8KWh)。

富士通 商用のローカル5Gを3/27から運用開始 国内初

富士通は3月27日、国内初となる商用のローカル5Gの無線局免許を総務省関東通信局から同日取得し、富士通新川崎テクノロジースクエア(所在地:神奈川県川崎市)でのローカル5Gシステムの運用を開始すると発表した。
高精細映像のデータ伝送にローカル5Gを活用しAIによる人の様々な動作解析で建物内の防犯対策を強化する。また、FUJITSUコラボレーションラボでローカル5Gの様々なユースケースを創出し、顧客の現場への導入支援なども行う。
今後スマートファクトリーの実現に向けて、ネットワーク機器の製造拠点、小山工場(所在地:栃木県小山市)でも富士通テレコムネットワークス(本社:栃木県小山市)と共同でローカル5Gの有用性を検証していく。

明治 60億円投じ中国・蘇州と京都で生産能力増強

明治(本社:東京都中央区)は3月25日、中国・蘇州工場(所在地:江蘇省蘇州高新区)と京都工場(所在地:京都府京田辺市)で、それぞれ生産能力を増強すると発表した。投資額は合わせて約60億円(蘇州工場約23億円、京都工場約37億円)。蘇州工場では牛乳やヨーグルトなどの生産能力を約1.3倍に、京都工場ではプロテイン入り飲料を約1.6倍に増やす。

三井不動産「アウトレット台湾林口」第二期開発計画決定 24年開業

三井不動産(本社:東京都中央区)は3月24日、「三井アウトレットパーク台湾林口」(所在地:台湾・新北市林口区)の第二期開発計画に着手すると発表した。今回の増床により、同モールの店舗数は現在の約220店舗から約310店舗へ増え、台湾最大級のアウトレットモールへと進化する。第二期の約90店舗は2021年に着工、2024年に開業する予定。

メディアオーパスプラスとベトナムOCG社 共同の映像制作サービス開始

メディアオーパスプラス(本社:大阪市淀川区、以下、MOP)は3月24日、OCG Technology Joint Stock Company(本社:ベトナム・ハノイ、以下、OCG)と共同による学びの映像制作サービスを提供すると発表した。これにより、MOPは映像制作能力のさらなる拡大を実現するとともに、価格競争力、事業継続性を強化し、将来的なアジア太平洋地域へのサービス提供を目指す。

アイカ工業 ベトナム化粧板販売の子会社化が完了 株式70%を取得

建材メーカーのアイカ工業(本社:名古屋市中村区)は3月24日、ベトナムで化粧板販売を手掛けるCHIグループ8社の子会社化を完了したと発表した。アイカ工業の完全子会社がCHIグループの新会社「アイカHPLトレーディング」(所在地:ベトナム・ハノイ)の株式70%を取得する形で対象事業を譲り受けた。取得価額は関連諸経費含め3,263億5,500万ベトナムドン。

中国のLCC・九元航空 広州-関西線5/3就航へ 国交省

日本の国土交通省は3月24日、LCC(格安航空会社)の九元(きゅうげん)航空(所在地:中国広東省広州市)が申請していた広州-関西線の直行便の開設を同日付で許可したと発表した。5月3日に就航する予定。運航は月・木・日曜日の週3便。使用機材はボーイング737-800(座席数188席)。九元航空は中国国内43路線週308便、国際4路線週12便を運航している。

シャープ 三重工場でマスク生産開始 3月下旬から出荷

シャープ(本社:大阪府堺市)は3月24日、三重工場(所在地:三重県多気郡多気町)で、不織布マスクの生産を開始したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で恒常的なマスク不足が指摘される中、日本政府の要請に応えるもの。生産量は当初日産約15万枚で、同50万枚への増産を目指す。3月下旬より順次政府へ納入する。その後、「SHARP COCORO LIFE」のECサイトでも販売する。