商船三井 FSRU向け環境技術の共同開発で韓国企業と合意

商船三井(本社:東京都港区)あ2月21日、韓国のDaewoo Shipbuilding&Marine Engineering Co.,Ltd.(本社:韓国・コジェ)とFSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)向けの環境負荷を低減する新技術の開発を共同で行うことで合意したと発表した。
「Cryo-Powered Regas(再ガス冷熱発電)」と名付けたこの新技術は、FSRUの再ガス化プロセスに有機ランキンサイクルを採用することで、これまで海水に排出していたLNG冷熱を発電エネルギーとして利用することが可能になる。これにより、FSRUがLNGを再気化する際の燃料消費量およびCO2排出量を大幅に削減する効果が期待できる。2020年内に小型設備での実証実験を行い、環境にやさしい新技術を顧客に提供する。

JOGMEC 出光興産・ベトナム国営石油子会社と共同調査契約

JOGMEC(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構、本部:東京都港区)は2月19日、出光興産(本社:東京都千代田区)およびベトナム国営石油会社の子会社、Petro Veitnam Exploration Production Corporation Limited(以下、PVEP)と2月4日、、ベトナム海域における油ガス胚胎の可能性を評価するための共同調査契約を締結したと発表した。この調査はJOGMECの海外地質構造調査事業の一環として行うもの。
3社は共同でベトナム海域の探鉱ポテンシャル評価を行い、その結果、有望性が確認された場合には、鉱区取得を含め、さらなる探鉱作業の実施を目指す。

USJ 600億円超投じ「マリオ」エリア工事進行 東京五輪前開業へ

大阪のテーマパーク、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、所在地:大阪市此花区)で、任天堂の人気キャラクター「マリオ」をテーマとしたエリアの工事が急ピッチで進められている。東京オリンピック・パラリンピックの開催前の開業を目指している。今回の投資額は600億円以上に上り、6年前に開業した「ハリーポッター」のエリアに投じた450億円を凌ぎ、過去最高額となる。
今回公表されたヘリコプターの映像からは巨大な建物の外観やキャラクターのオブジェが設置されている様子が見える。USJはマリオをテーマとした新たなアトラクションやレストランにより、家族連れなど幅広い客層を取り込む狙いがある。2月19日には米国・ニューヨークで大規模なイベントを開き、海外にも開業をアピールした。

大垣共立銀行 ベトナム・ホーチミン市に現地法人支社を開設

大垣共立銀行(本店:岐阜県大垣市)は2月20日、3月2日付で新たな海外戦略としてベトナム・ホーチミン市に現地法人支社「OKB Consulting Vietnam Co.,Ltd. Ho Chi Minh City Branch」を開設すると発表した。多様化する顧客企業の進出・販促拡大・M&Aのサポートなどで、より踏み込んだサービスをベトナム全土へ届ける。
これに伴い、2013年3月、全国の地方銀行で初めてベトナム南部のホーチミン市に開設した「ホーチミン駐在員事務所」は廃止する。廃止時期は2020年9月ごろの予定。

JALUX ラオスの首都空港に日本企業初の免税店を開設

JALUX(本社:東京都港区、ジャルックス)は2月20日、ラオスの首都ビエンチャンのワッタイ国際空港に免税店を開設したと発表した。同空港では日本企業として初の免税店。同社の海外における空港免税店の運営はベトナムに続き2カ国目。ジャルックスは双日、日本航空、日本航空ビルデングなどが出資、航空・空港関連事業を主幹事業としている。

ホンダジェット 19年のデリバリー数36機で3年連続カテゴリー1位

ホンダは2月20日、航空機事業子会社のホンダエアクラフトカンパニー(本社:米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市、以下、HACI)が、ホンダジェットの2019年暦年(1~12月)のデリバリー数が36機となり、小型ジェット機カテゴリーで3年連続で世界第1位を達成したと発表した。ホンダジェットは現在、米国、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、そして日本で販売されており、約150機が世界中で運用されている。

アズビル 日・インドネシア二国間クレジットの実証でCO2排出削減に貢献

アズビル(本社:東京都千代田区)は2月20日、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が2013年度からインドネシア政府と実施している二国間クレジット制度(JCM)の3つの実施事業の一つに参加し、同社独自の最適化制御技術を用いて、10カ月で約3万5,000tのCO2の排出量を削減したと発表した。
2020年1月、NEDOと経済産業省はこのJCMプロジェクトの3つの実証事業で、合計CO2排出量3万7,836tのクレジットが発行されたことを発表。このうちの約92%にあたる3万4,956tが同社による削減貢献量となる。

モルフォ 台湾・台北市に全額出資の子会社設立

画像処理技術の研究開発・製品開発を手掛けるモルフォ(本社:東京都千代田区)は2月19日、台湾・台北市に全額出資による子会社を設立すると発表した。新会社「Morpho Taiwan,Inc.」の資本金は5,000万円で、20年5月に設立する予定。同社製品の営業および販売活動、技術サポート、マーケティング支援等を行う。

セコム、ダイドードリンコ、大王製紙がベビー用紙おむつ自販機

セコム(本社:東京都渋谷区)のグループ会社でメディカル事業を担うセコム医療システム(本社:東京都渋谷区)、ダイドードリンコ(本社:大阪市北区)、大王製紙(本社:東京都千代田区)は2月18日、子育て世代が紙おむつの心配をすることなく外出できるよう、ベビー用紙おむつの小パック(2枚入り)が購入できる飲料とコラボした自動販売機を設置したと発表した。今回地元行政等の協力のもと、徳島県美馬市の道の駅「みまの里」に四国第1号の自動販売機を設置した。
全国の高速道路のサービスエリア(220カ所)、国が整備した「道の駅」(269カ所)を子育て応援の重点整備箇所に指定し、「24時間利用可能なベビーコーナーの設置」「妊婦向け屋根付き優先駐車スペースの確保」「おむつのばら売り」「施設情報の提供」といった機能を整備していくとしている。

日本信号 台湾交通部鉄道局より嘉義市街鉄道高架化工事を受注

日本信号(本社:東京都千代田区)は2月18日、台湾交通部鉄道局より嘉義市街鉄道高架化計画電子連動システム工事を受注したと発表した。この案件は①台湾中部の嘉義駅周辺から嘉北駅周辺の線路の高架化②北回帰線駅の新設③水上車両基地の新設、これらに伴う鉄道信号システムの更新工事。これにより、高架化による踏切削減、嘉義駅周辺の商用および環境開発、北回帰線駅の観光利便性向上につなげる。