エーザイ(本社:東京都文京区)は1月6日、自社創製の抗てんかん剤「フィコンパ(R)」(一般名:ペランパネル)を12歳以上の部分てんかん併用療法(二次性全般化発作を含む)の適応で、中国で新発売したと発表した。フィコンパは同社筑波研究所で創製されたファースト・イン・クラスの抗てんかん剤で、1日1回投与の経口錠剤。中国国家薬品監督管理局より、2019年9月29日に新薬承認を取得していた。 中国の推定てんかん患者数は約900万人で、そのうち約60%が部分てんかんに大別され、部分てんかん患者の約40%に併用療法が必要とされている。
清水建設 ベトナム・ビエンホア空港の汚染土壌の洗浄実証終了
JDI シャープへ白山工場売却交渉 今年度中の合意目指す
経営再建中の液晶パネルメーカー、ジャパンディスプレイ(JDI)が、稼働を停止している白山工場(所在地:石川県白山市)を、シャープ(本社:大阪府堺市)と米国アップルに売却する方向で交渉を進めていることが明らかになった。今年度中の合意を目指していて、交渉がまとまれば売却額は数百億円規模になる見通し。 白山工場は、アップルから返済が必要なおよそ1,700億円の資金を事前に受け取る形で建設され、最新鋭の設備を備えた液晶パネル工場として3年前に稼働した。ところが、主要取引先のアップルからの受注が減少して稼働率が低迷し、今年7月から停止している。このためJDIは事前に受け取った資金の返済が重荷になっていた。 JDIは抜本的な経営再建に向けて、シンガポールの資産運用会社から最大で900億円を調達することで基本合意しているが、白山工場の売却で財務体質を改善できれば、再建に好影響を及ぼす。
パスコ インドネシア航空宇宙研と地球観測衛星データ活用で実証実験
空間情報の収集と処理を主幹事業とするパスコ(本社:東京都目黒区)は12月27日、インドネシア航空宇宙研究所(LAPAN)と、インドネシアにおける地球観測衛星データ活用に関する実証実験を開始すると発表した。LAPANと2018年10月、衛星データ活用プラットフォームシステム(ReDaNoシステム)の構築に関する協力合意を締結した活動の一環。この実証実験では、異なる分解能を持つ地球観測衛星から、パスコの人工知能(AI)技術を活用して、効率的かつ自動的に農地ポリゴンを抽出し、圃場(ほじょう:農地)面積や場所を推定し、定期的にモニタリング可能な技術を確立することを目的としている。これにより得られた成果は、インドネシアの農地マップの更新、水路整備の適正地選定、農地管理の向上支援等への活用を目指す。
北越コーポレーション 中国合弁会社の全持分譲渡し契約解消
PPIH 20年1/15シンガポールに「DON DON DONKI JEM店」オープン
総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH、本社:東京都目黒区)は12月24日、グループの海外事業持株会社、パン・パシフィック・リテールマネジメント(シンガポール)(本社:シンガポール)が、2020年1月15日「DON DON DONKI JEM(ジェム)店」をシンガポールの商業施設「JEM」内にオープンすると発表した。 同店は2019年11月29日にオープンした「DON DON DONKI JCube店」に続く西部エリア2店舗目の出店で、同国内最大規模の店舗となる。売場面積は2,393㎡(うち商品売場は2,011㎡、フードコートは382㎡)。