パナソニック インド南部に配線器具の新工場建設、電設資材で4カ所目

パナソニックライフソリューションズ インド(本社:インド・マハラシュトラ州タネ)は12月17日、インド南部のスリシティ工業団地(所在地:アンドラ・プラデシュ州)で新たに工場を建設すると発表した。同新工場では配線器具、電線、ブレーカなどを製造し、電設資材の工場としては北部のハリドア工場、西部のダマン工場、カッチ工場に次いで4カ所目の生産拠点となる。投資金額は29億4,600万ルピー(約46億円)で、2021年10月の稼働を目指す。土地面積13万3,546㎡、延床面積3万5,000㎡、2021年度時点の従業員数約600名を想定。

日本製鉄・AM 7,700億円でインドESILの共同買収完了,AM/NS Indiaで再生へ

日本製鉄(本社:東京都千代田区)とArcelorMittal(アルセロールミッタル、以下、AM)は12月16日、Essar Steel India Limited(エッサールスチール、以下、ESIL)の共同買収を完了したと発表した。買収金額は総額5,000億インドルピー(7,700億円)。日本製鉄とAMによる合弁会社「ArcelorMittal Nippon Steel India(アルセロールミッタル ニッポンスチール インディア、所在地:インド・グジャラート州、以下、AM/NS India)」を通じて買収が実行され、再生へ向けスタートする。インド国内に鉄源一貫製鉄所を有する鉄鋼メーカーとして、拡大するインドの鉄鋼需要を中長期的に取り込む。同社への出資比率は日本製鉄40%、AM60%で、薄板・厚板・鉄管を製造する粗鋼生産公称能力は960万トン/年。

住友商事 インドネシアのムアララボ地熱発電所・85MWの商業運転開始

住友商事(本社:東京都千代田区)は12月16日、同社が事業参画しているインドネシア・西スマトラ州のムアララボ地熱発電所が同日より商業運転を開始したと発表した。同社はインドネシアの民間発電事業デベロッパーのPT.Supream Energy、欧州大手総合エネルギー企業のENGIEと共同でムアララボ地熱発電事業に参画。今回の完工により、発電容量85メガワット(MW)での商業運転を開始し、インドネシア・スマトラ島の42万世帯の使用電力量に相当する電力を賄う。                                                               同事業は国際協力銀行(JBIC)、アジア開発銀行(ADB)、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行およびLEAP(JICAとADBによる信託基金)の協調融資によるプロジェクトファイナンス案件。

DOWAエコシステム インドネシアで有害廃棄物の新たな焼却設備

DOWAホールディングス(本社:東京都千代田区)は12月16日、子会社のDOWAエコシステム(本社:東京都千代田区)が、インドネシアの子会社PT.Prasadha Pamunah Limbah Industri(本社所在地:西ジャワ州、以下、PPLi)の隣接地に、新たに廃棄物焼却設備の建設に着手し、2021年度中の稼働開始を目指すと発表した。                   PPLiは現在、インドネシアで唯一許可を受けた有害廃棄物の最終処分場を保有。廃棄物の輸送、混合・燃料化、選別・再資源化、廃液処理、埋立処分など総合的な廃棄物処理サービスを提供している。今回焼却設備を新設することで、燃料化や埋立処分に適さない性状の有害廃棄物の無害化処理が可能になり、受け入れ可能な有害廃棄物の幅を広げることで、同社の廃棄物処理サービスをさらに強化していく。新設設備の処理能力は50トン/日。同社は現在、インドネシアのほかタイ、シンガポール、ミャンマーの4カ国で環境・リサイクルサービスを提供している。

田中貴金属 インド・ムンバイに新拠点、中東・アフリカへの営業拠点

TANAKAホールディングス(本社:東京都千代田区)は12月16日、田中貴金属グループの製造事業を展開する田中貴金属工業(本社:東京都千代田区)が、インドを拠点としたインド・中東・アフリカ地域での営業戦略の新拠点として、12月23日にインド・ムンバイに「田中貴金属(インド)」を設立すると発表した。今後拡大が見込まれる市場における貴金属工業製品の販路拡大と、戦略的な営業活動の強化が目的。ムンバイに設立されるインド支社は5年後の2024年には年間売上高30億円を目標とする。

豊田通商 カンボジアにテクノパークポイペト第二期レンタル工場建設開始

豊田通商は12月16日、100%子会社のTechno Park Poi Pet Pvt Co.,Ltd.(テクノパークポイペト、以下、TPO)が、Sanco Cambo Investment Group Co.,Ltd.(以下、Sanco Investment)を同日、テクノパーク第二期レンタル工場の業務提携契約を締結し、レンタル工場の建設を開始すると発表した。第二期レンタル工場の団地名称はSanco Poipet SEZ(サンコーポイペト エスイーゼット)、所在地はカンボジア・バンテアイミエンチェイ州ポイペト市(タイ国境から約8kmに位置し、第一期レンタル工場に隣接)、総面積約8,000㎡。2020年8月から営業開始を見込む。                                        豊田通商グループはテクノパーク事業を通じて、日本企業のカンボジア進出支援、人材派遣・教育サービスなどを行い、レンタル工場を運営・管理する。

大和工業 ベトナムのPSSVの株式49%を1億米ドルで取得へ

大和工業(本社:兵庫県姫路市)は12月13日、ベトナムの鉄鋼メーカー、POSCO SS VINA JOINT STOCK COMPANY(所在地:バリアブンタウ省、以下、PSSV)の株式49%を取得することで合意、契約を締結したと発表した。これにより、PSSVは大和工業の持分法適用関連会社となる。取得価額は1億米ドルの予定。PSSVは鉄筋および形鋼の製造販売を手掛けていたが、鉄筋事業からは撤退し、今後は形鋼事業に注力する。大和工業グループの出資により、名称を「POSCO YAMATO VINA STEEL JOINT STOCK COMPANY」に変更する。

ヤマシンフィルタ ベトナム第三タムロン工業団地に全額出資の生産子会社

建設機械用・産業用フィルタなどを手掛けるヤマシンフィルタ(本社:横浜市中区)は12月13日、ベトナム・ハノイ市の第三タンロン工業団地内に全額出資の生産子会社を設立すると発表した。新会社「YAMASHIN VIETNAM Co.,Ltd.」の資本金は約3億円で2020年2月設立予定。敷地面積1万2,250㎡、投資総額約14億円、2021年4月稼働開始の予定。新たなサプライチェーンの再構築により、同社グループの原材料の現地調達率の向上や製造原価の最適化による利益の最大化を図る。

トランスコスモス,基礎化粧品のタイ・マレーシアの販売代理店事業開始

トランスコスモス(本社:東京都渋谷区)は12月13日、自然派化粧品メーカー、江原道(本社:東京都港区)のタイ・マレーシアでの現地販売代理店として販売支援を開始したと発表した。まずは越境EC・機内販売から開始し、現地での実店舗およびECサイト開設、PR・マーケティング・プロモーションの施策立案から実施まで、オンラインとオフラインを合わせた市場開拓を実施した。