モンゴルの新ウランバートル国際空港運営事業に4社が参画

三菱商事(本社:東京都千代田区)、成田国際空港(本社:千葉県成田市)、日本空港ビルデング(本社:東京都大田区)、JALUX(本社:東京都港区)の4社は7月5日、モンゴル政府との合弁で設立したNew Ulaanbaatar International Airport LLC(以下、NBIA社)を通じて、モンゴル政府は国家開発庁との間で事業権契約を締結し、新ウランバートル国際空港の15年間の運営事業に参画すると発表した。今後NUBIA社は、新空港における供用準備作業、現在の首都空港からの新空港への移転作業を経て、2020年上期中の運営開始を予定している。

大創産業 7/14シンガポールに300円ショップの海外1号店

「ダイソー」を国内外で展開する大創産業(本社:広島県東広島市)は7月5日、シンガポールのFUNAN MALLに14日、「THREEPPY(スリーピー)」の海外1号店、「FUNAN MALL(フナンモール)店」を出店すると発表した。THREEPPYは20~40代の女性を主な対象に、低価格・高品質な雑貨を300円を中心価格帯で提供するブランド。「ダイソー」ブランドに続く柱として、2019年7月からグローバル戦略を推進するため始動する。この第一弾がシンガポール出店。スリーピーは6月末現在、国内で22店出店しており、今後も国内では年間30店の出店を見込んでいる。海外でも東南アジア各国への出店を目指す。

レントラックス シンガポールのプライムコマースHDへ出資

インターネット広告事業を主幹事業とするレントラックス(本社:東京都江戸川区)は7月5日、PRIME COMMERCE HOLDING PTE.LTD(本社:シンガポール)へ出資すると発表した。PRIME COMMERCE HOLDING PTE.LTDは、ソーシャルメディア向けのマーケティングオートメーションツールを東南アジア向けに提供している。今回の出資により、日本国内における販売パートナーの選定等、戦略的協力支援を通じたPRIME COMMERCE HOLDINGの今後の成長に資することによるリターンと、スマートフォン向け広告市場のさらなる拡大に貢献する。出資額は40万米ドル(約4,310万円)で、出資後の同社の持株比率は非公表。

三菱航空機 量産を開始、国の認証取得へ最終段階

三菱重工業の子会社、三菱航空機(所在地:愛知県豊山町)が、開発中の国産初のジェット旅客機、スペースジェット(旧MRJ)の量産を始めたことが分かった。親会社の三菱重工業の飛島工場(愛知県飛島村)で6月中旬に一部胴体の製造を始めた。            機体開発をめぐっては、国土交通省のパイロットが操縦して安全性を審査する飛行試験が今年3月に米国で始まっている。5度納期を延期した開発は、国の認証「型式証明」取得へ最大のヤマ場を迎えている。スペースジェットは現在、約400機受注しており、同社は2020年半ばの初納入を目指している。安定した生産体制の構築および生産能力の強化が課題になる。

           

KDDIとSB 基地局資産の相互利用で地方の5Gネットワークの早期整備で合意

KDDI(本社:東京都千代田区)とソフトバンク(本社:東京都港区、SB)はこのほど、両社が保有する基地局を相互利用し、地方における第5世代移動通信システム(以下、5G)のネットワークの早期整備を共同で推進することで合意したと発表した。まず両社は準備室を設置し、今秋から北海道旭川市内、千葉県成田市内および広島県福山市内で共同実証に取り組む。工事設計から施工管理までのプロセス効率化を図るとともに、5Gネットワークの品質向上効果や、地方における整備期間の短縮効果を検証する。

東京海上日動 訪日外国人向けで自己負担なしに医療サポートサービス

東京海上日動火災保険(本店:東京都千代田区)は7月5日、東京都交通局が発行する訪日外国人旅行者に特化した企画乗車券「TOKYO STARTER KIT」向けに、治療費用を自己負担することなく受診できる医療機関を紹介する海外旅行保険や、災害情報の提供などのサービスを付加した訪日外国人向け総合サポートサービスを開発し、7月22日より提供開始すると発表した。同乗車券購入日の翌日0時から最大72時間(3日間)サポートする。同サービスに加入する際は、専用の端末にパスポートをかざすだけで書類記入は不要という。観光庁が平成29年度に実施した「訪日外国人旅行者の医療に関する実態調査」によると、訪日外国人の27%が旅行保険に加入していない。

サカタインクス ベトナム・ホーチミンに第2工場、旺盛な需要増に対応

サカタインクス(本社:大阪市西区)は7月5日、ベトナムでホーチミン第2工場を建設したと発表した。すでに6月から一部生産を開始しているという。これまで第1工場でパッケージ用の溶剤性インキおよび水性インキを生産してきたが、現地の旺盛な需要と今後の拡販に対応するため、パッケージ用水性インキを第2工場へ移管するとともに、生産能力を増強した。

電通 ベトナムのアンビエント社買収でデジタルメディアサービス強化

電通(本社:東京都港区)は7月4日、海外本社、電通イージス・ネットワーク(本社:英国・ロンドン市)を通じて、ベトナムの独立系デジタルメディアエージェンシー、アンビエント・デジタル・アドバタイジング・サービス・カンパニーリミテッド(本社:ベトナム・ホーチミン市、以下、アンビエント・デジタル・ベトナム社)の株式100%を取得することで、同社株主と合意したと発表した。株式取得後、同社はアンビエント・デジタル・ベトナム社を、電通グループのグローバルネットワーク・ブランドの一つで、デジタルパフォーマンス領域に強みを持つiProspect(アイプロスペクト、本拠地:英国ロンドン市)のベトナム拠点とし、ブランド呼称を「iProspect Vietnam」へと改称する。今後、電通グループはこの買収を通じて、ベトナムにおけるデジタル関連サービスの強化と事業規模の拡大を図る。

プライメタルズ 連続鋳造機向けシステムの受注この10年で150件に到達

プライメタルズテクノロジーズはこのほど、中国の大手鉄鋼メーカーより連続鋳造機1基のプロセス最適化システムを受注した。この結果、同社の連続鋳造機向けプロセスオートメーションシステム(レベル2)の受注件数はこの10年間で150件に到達した。冶金学とデジタル化のノウハウを最適化システムから得ることにより、連続鋳造機のユーザーは時間とコストを節減できる。米国と中国の旺盛な需要がビジネスの拡大をけん引しており、同社製の連続鋳造機用オートメーションシステムやデジタル化のソリューションは、他社製プラントにも適用されるようになっているという。

PPIH「DON DON DONKI」香港・尖沙咀に初出店

総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)は7月4日、グループのパン・パシフィック・リテールマネジメント(香港)(本社:香港)が7月12日、「DON DON DONKI ミラプレイス2」店を香港随一の繁華街、尖沙咀(チムサーチョイ)に位置する商業施設「ミラプレイス2」内にオープンすると発表した。同店では生鮮(青果、鮮魚、精肉、惣菜)をはじめ、お菓子などの加工食品のほか、シンガポール、タイでも人気の焼き芋や日本の物産コーナーなども設ける。

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