三菱電機 ラオスに昇降機事業会社設立 メコン地域で事業強化

三菱電機(本社:東京都千代田区)は6月20日、メコン地域における昇降機事業強化の一環として、子会社Mitsubishi Elevator(Thailand)Co.,Ltd.(以下、MET社)の出資により、MELCO Elevator LaoSole Co.,Ltd.(メルコ・エレベーター・ラオス、以下、MLAO社)を設立し、7月1日に営業を開始すると発表した。新会社MLAO社(所在地:ラオス・ビエンチャン)の資本金は200億LAK(約2.64億円)で、全額MET社が出資する。2023年度にラオスでの昇降機事業の売上高を2018年度比約1.5倍の4.2億円を目指す。

日本精密 カンボジアの連結子会社2社が合併 ガバナンス・基盤強化

時計バンドおよび時計外装部品等の製造を手掛ける日本精密(本社:埼玉県川口市)は6月20日、連結子会社、NISSEY CAMBODIA CO.,LTD.とNISSEY CAMBODIA METAL CO.,LTD.を合併すると発表した。  NISSEY CAMBODIA CO.,LTD.(所在地:カンボジア・スバイリエン州バベット市)を存続会社とする。合併効力発生日は10月1日を予定。ガバナンスおよびマネジメント効率を強化し、経営資源を効率的に活用することにより、事業の採算性の向上と事業基盤の強化を図る。

Peachの累計搭乗者数3,000万人突破 日本初のLCC7年4カ月で

全日空系の日本初のLCC(格安航空会社)、Peach Aviation(所在地:大阪府泉南郡田尻町、以下、Peach)は6月20日、関西空港を拠点として2012年3月に運航を開始して以来、国内・国際線の累計搭乗者数が3,000万人を突破したと発表した。就航から約7年4カ月で関西空港、新千歳空港、仙台空港、那覇空港を拠点空港とし、25機の機材で、国内線17路線、国際線16路線の合計33路線まで拡大した。Peachは同業のLCCバニラエアと統合後、保有機材50機体制、就航路線50路線以上の規模を目指して事業を拡大し、中距離LCC事業にも進出する予定。

スターゼン 三井物産などと中国で畜水産物加工・販売事業で3社合弁

食肉の加工・販売を手掛けるスターゼン(本社:東京都港区)は6月20日、三井物産、中国の拓源国際貿易(深圳)有限公司との3社合弁により、中国における食肉をはじめとした畜水産物の加工・販売事業に向けた合弁会社設立に合意し、契約を締結したと発表した。新会社「三創商貿(深圳)有限公司」(所在地:広東省深圳市)の資本金は3,000万人民元(約5億円)で、出資比率は三井物産55%、スターゼン25%、拓源国際貿易20%。

豊田通商 タイに外資規制事業統括の新会社設立

豊田通商は6月19日、特定子会社のToyota Tsusho(Thailand)Co.,Ltd.がタイに子会社(孫会社)を設立することを決めたと発表した。外資規制事業を統括する。今回設立するのは「Toyota Tsusho Thai Holdings Co.,Ltd.」(所在地:タイ・バンコク)で、資本金は23億タイバーツ(約80億5,000万円)。出資比率はToyota Tsusho(Thailand) Co.,Ltd.49%、JAOVISIDHA CO.,LTD.25.5%、CCKVC CO.,LTD.25.5%。7月1日に設立する。 

富士電機 インドの大手電源装置メーカー CN社を買収 システム事業拡大

富士電機(本社:東京都品川区)は6月20日、インドのシステム事業拡大に向けて、同国の大手電源装置メーカー、Consul Neowatt Power Solutions Private Limited(本社:インド・タミルナドゥ州チェンナイ市、以下、CN社)の株式をすべて譲り受ける旨の契約を締結したと発表した。CN社の価格競争力のある製品と製造拠点、さらにインド全土に広がる販売・サービス拠点を獲得することにより、製造業や、近年活況なデータセンター市場を主要ターゲットにインドでの事業拡大を図る。買収後は新社名をFuji Consul Neowatt Power Solutions Private Limited(予定)とする。株式譲渡実行日は8月末の予定。

商船三井 印GAIL社とLNG船1隻の定期傭船契約を締結

商船三井(本社:東京都港区)は6月20日、100%出資子会社を通じてインドのガス公社でガス供給事業最大手のGAIL(India)Limited社(本社:ニューデリー、以下、GAIL)とLNG船1隻の定期傭船契約を締結したと発表した。GAILはインド石油天然ガス省の所管下にある国営企業。年間合計14億㌧のLNG購買契約を有し、近年ではインドで初めて北米のシェールガスの輸入を開始し、今回傭船契約した船はその輸送に従事する予定。

大同工業 パキスタンで二輪車用チェーンで合弁事業、21年量産開始

大同工業(本社:石川県加賀市)は6月19日、パキスタンのAtlas Autos(Private)Ltd.と二輪車用チェーンの一貫生産および販売を手掛ける合弁会社を設立すると発表した。新会社「Atlas DID(Private)Ltd.」(所在地:パキスタン・カラチ市アトラス工業団地)の資本金は12億パキスタンルピー(約9億4,000万円)で、出資比率はAtlas Autos(Private)Ltd.60%、大同工業20%、Daido Sittipol Co.,Ltd.(大同工業のタイ子会社)20%。7月末設立予定。2021年5月量産開始する。2024年時点の業績および体制見込みは以下の通り。売上高16億3,000万パキスタンルピー(約13億円)、従業員数180名、生産能力約700万m(約500万本)を予定。

レオパレス21 比・ケソン市で日本語人材育成の合弁会社設立

レオパレス21(本社:東京都中野区)は6月19日、フィリピン現地法人レオパレス21 PHILIPPINES INC,(本社:フィリピン・マカティ市、レオパレス21PH)が、EEI CORPORATION(本社:フィリピン・ケソン市、以下、EEI社)の完全子会社、EQUIPMENT ENGINEERS,INC.(本社:フィリピン・ケソン市、以下、EE社)と合弁会社を設立すると発表した。新会社の所在地はフィリピン・ケソン市。資本金は118万米ドルで、出資比率はEE社60%、レオパレス21PH40%。新会社では日本語教育および就労時に必要とされる異文化理解・マナー等の教育を推進し、また業種・職種ごとの専門スキル教育(介護技術等)も順次実施していく。2019年度は法人登記、TESDA(フィリピン労働雇用技術教育技能教育庁)プログラム認可取得等の申請を進め、2020年4月の開校を目指す。

日鉄ソリューションズ インドネシアのVCが運営するファンドに出資 東南アで初

日鉄ソリューションズ(本社:東京都中央区)は6月19日、インドネシアのベンチャーキャピタル、Alpha JWC Ventures(以下、Alpha JWC)が運営するファンドに出資したと発表した。同社の、東南アジア市場での初めてのベンチャーキャピタル投資となる。Alpha JWCは、第1号ファンドだけで23社のスタートアップ企業に積極的な投資活動を行っており、高いパフォーマンスをあげてきた実績を持つ。