三菱電機 車載センサーへの攻撃を検知する技術開発
三菱電機(本社:東京都千代田区)は電磁波などによる車載センサーへの攻撃を常時検知する技術を開発したと発表した。センサーのデータを監視し、不自然なズレを見つけ出し、攻撃を特定する。
IT企業と自動車メーカー協力による自動運転技術の発達に伴い、車体に取り付けるセンサーの数は増えており、センサーに対する攻撃リスクが高まっている。それだけに、今後は同社のこうした技術への高い採用ニーズが見込まれる。早ければ2020年度にも実用化を目指す。
SOMPO タイで初のロンガン農家向け「天候」保険
SOMPOホールディングスの子会社、SOMPO Insurance Thailand Pcl.(以下、SOMPOタイ)は2月8日、主に農業従事者向けの融資を行うタイ農業協同組合銀行(以下、BAAC)とともに、タイで初めてロンガン農家向けの「天候インデックス保険」を、2月中旬をめどに販売開始すると発表した。
海外事業会社、SOMPO International Holdings Ltd.が立ち上げた統合プラットフォーム「AgriSompo」を通じて技術提供を受けることにより今回、人工衛星データを活用した、タイの主要輸出農業作物、ロンガン農家向けの天候インデックス保険を開発した。
テラドローン インドネシアのUAVサービス企業に出資
ドローンを活用した測量、点検、各種コンサルティング業務を主幹事業とするテラドローン(本社:東京都渋谷区)は2月7日、インドネシアのUAVサービス企業、AeroGeoSurvey(所在地:バンドン)と出資契約を締結し、「Terra Drone Indonesia」を設立すると発表した。
AeroGeoSurveyは、UAVを活用した写真測量を中心に、オイル&ガス分野等の点検・監視サービスのほか、UAV事業者向けの研修やコンサルティングも手掛ける企業。両社の強みを活かし、テラドローンはインドネシアおよび東南アジアでのUAVサービスを多角化、事業拡大を加速する。
住友商事 愛知県と越・第二タンロン工業団地入居誘致で協定
住友商事と愛知県は、住友商事が運営・展開するベトナムの第二タンロン工業団地(所在地:フンイエン省、以下、TLIPⅡ)へ新規入居する愛知県内企業に特化したサポートを導入する旨の協定の締結の合意した。2月14日に協定締結式を執り行う。
両者は今後、TLIPⅡのレンタル工場に入居する企業向けに初年度管理料の免除や、現地法人設立手続きに要する費用の免除の優遇措置を実施する。また、TLIPⅡ内に「フンイエン省ジャパンデスク」を設け、関係省庁や関係当局と連携し、投資申請や会社設立の迅速化のサポートを行っている。
同工業団地には2019年2月時点で75社(うち日系企業73社)が入居している。
サタケ 中国農業科学院農産品加工研と包括提携
精米機をはじめ食品産業総合機械および食品メーカーのサタケ(本社:東広島市)は2月4日、中国農業農村部農業科学院農産品加工研究所(所在地:中国・北京市)と、穀物加工分野における技術交流を主目的とする包括技術提携契約を締結したと発表した。同研究所が日本の民間企業と提携するのは初めて。
中国農業農村部は日本の農林水産省に相当し、直属する農業科学院農産品加工研究所は国家レベルで農業分野の穀物研究を行う唯一の機関。
提携内容は技術情報の交換や共同研究に加え、相互研修、研究成果の共同宣伝・普及など多岐にわたる。最初のプロジェクトとして、穀物・豆類のGABA(ガンマアミノ酪酸)冨化技術および米粉製粉技術の研究を行う。