ブリヂストン 中国でタイヤ特許権侵害訴訟に勝訴

ブリヂストン(本社:東京都中央区)は8月22日、中国の広州市華南橡●輪胎有限公司および万力輪胎股●有限公司(以下、WANLIタイヤ社)を相手に提起していた特許権侵害訴訟に関し、2019年7月5日に判決を受領し勝訴が確定したと発表した。WANLIタイヤ社は中国の大手タイヤメーカー。これにより、WANLIタイヤ社はブリヂストンの特許権を侵害するタイヤ製造・販売の中止および約60万元(約960万円)の損害賠償金支払いを命じられた。

「アジアで1番目指す」経営統合へココカラ・マツキヨ 両社長会見

ドラッグストア大手のココカラファインの塚本厚志社長とマツモトキヨシホールディングスの松本清雄社長らが8月22日記者会見し、協議を進めている経営統合によって、「アジアで1番」のドラッグストアを目指す方針を明らかにした。この中で①アジアで1番になるため積極的に出店し、アジアでの店舗数を700~800に増やす②両社の地方の不採算店舗の閉店は進めるが、それぞれの良さがあり、双方の店舗名は存続・維持する-などの考えを示した。経営統合が実現した場合、店舗数は合わせて3,000を超え、業界トップとなる見通し。

三菱電機 電子ビーム金属3Dプリンターを発売、国内初

三菱電機(本社:東京都千代田区)は8月22日、国内で初めて電子ビームを熱源とする粉末床溶融結合方式を用いた金属3Dプリンター「EZ300」を9月21日に発売すると発表した。業界最高の加工速度、毎時250ccと、独自の棒状陰極の採用による業界最長の加熱寿命、1,000時間を実現し、製造現場の生産性向上に貢献する。希望小売価格は税抜き9,800万円。目標販売台数は年間10台。

バンダイナムコ 中国の星葆国際と北京に「VR ZONE BEIJING」開業

バンダイナムコアミューズメント(本社:東京都港区)は8月22日、星葆国際文化伝媒(北京)有限公司(本社:中国・北京市)と北京におけるVRコンテンツのフランチャイズ契約を締結、北京市内の朝陽公園に「VR ZONE BEIJING」を2019年秋にオープンすると発表した。施設面積は約1,700㎡(約520坪)。                                                                     バンダイナムコアミューズメントは、VR体験施設を日本国内21カ所、海外6カ所で展開しており、近くマカオに7カ所目をオープンする。今回は海外8カ所目となる。星葆国際は、中国で国内外のIPとエンターテインメントコンテンツを結び付け、良好なエンターテインメント産業環境を開拓することに注力している企業。

良品計画 ベトナム・ホーチミン市に現地法人、20年春に1号店オープン

無印良品「MUJI」を手掛ける良品計画(本社:東京都豊島区)は8月21日、ベトナム・ホーチミン市に全額出資による現地法人「MUJI RETAIL(VIETNAM)LIMITED LIABILITY COMPANY」を20日設立したと発表した。ベトナムにおける無印良品事業の展開(出店・運営等)を担う。2020年春にホーチミン市内に1号店をオープンする予定。

マーチャント・バンカーズ 中国大手医療機関と業務提携

マーチャント・バンカーズ(本社:東京都千代田区)は8月20日、病院給食事業の業務提携先の中国大手医療機関、大承医療投資股份有限公司(以下、大承医療投資)と、医療ツーリズム並びにネットカフェ展開で業務提携の基本合意書を締結したと発表した。医療ツーリズムは、同社の病院やホテルとのネットワークをベースとし、東京や京都、大阪の名門病院や研究センターでの健康診断、人間ドック、がん治療、免疫力治療、幹細胞治療の受診など受入体制を構築のうえ、大承医療投資が紹介した中国人の患者に、同社が病院やホテルなどを紹介する形で事業に取り組む。インターネットカフェは浙江省、上海を中心とし、将来的には中国全土での運営を視野に入れる。

エアアジアX 11/20から成田-KL線4年ぶり再就航、週4往復

マレーシアの格安航空大手エアアジア傘下で、中長距離路線を運航するエアアジアXは11月20日から、成田-クアラルンプール(KL)線を週4往復すると発表した。使用機材はエアバスA330型機で、座席数377席。運航日は月・水・金・土。エアアジアXは2015年8月までこの路線を運航していたため、今回4年ぶりの再就航となる。

ANA・SFJのコードシェア 冬季ダイヤも拡充

全日本空輸(本社:東京都港区、以下、ANA)と、スターフライヤー(本社:福岡県北九州市、以下、SFJ)は8月21日、ウインターダイヤの運航計画を発表した。同期間中の2019年10月27日~2020年3月28日の間、SFJが運航する北九州-那覇線で引き続きコードシェアを実施するとともに、2019年10月27日以降、福岡-中部線についてコードシェア便を1日3往復から6往復へ増便する。                                                                           両社は現在、SFJが運航する羽田-北九州/大阪(関西)/福岡/山口宇部、福岡-中部、および北九州-那覇線(期間限定で3月31日~10月26日まで)の計6路線でコードシェアを行っている。

ちとせグループ マレーシアに世界最大級の藻類培養設備

バイオベンチャー企業、ちとせグループは8月20日、三菱商事とマレーシアのサラワク生物多様性センター(以下、SBC)が共同でマレーシア・サラワク州に設立した、世界最大級の藻類培養設備(1,000㎡)の設計・監修を行ったと発表した。同設備は8月27日に行われる三菱商事とSBC共催の開所式で公開される。また、開所式では現地のエビ養殖企業、SBC、三菱商事、ちとせグループの4社でMOUの締結式も行う。                    同設備は一年を通じて気温が安定しており、日射量も豊富という熱帯環境の利点を存分に活かせる3次元構造で、大規模化が容易な構造になっている。2018年11月に竣工、現在に至るまで継続的な培養試験を行い、商業化のめどを立てたことで、培養した藻類をエビ養殖・孵化場へ提供し、飼料や水質調整剤としての活用も開始している。