イオンマレーシア ドラッグストア内に中国伝統医療クリニック導入

イオンは6月7日、イオンマレーシアが同社直営のドラッグストア「イオンウェルネス」内に1TCM社が運営する中国伝統医療のクリニックを導入すると発表した。6月15日の3店舗への本格導入を皮切りに、今後さらなる拡大を予定。中国伝統医療とは、数千年前より中国で行われている健康改善や治療を行う手法で、鍼灸療法、漢方薬など範囲は多岐にわたる。イオンマレーシアはドラッグストア「イオンウェルネス」65店舗を運営している。

MHPS インドネシア火力発電所向け ガスタービン1基を出荷完了

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は6月6日、インドネシアのジャワ島西部のムアラカラン火力発電所向けに、同国国営電力PT.PLN社から受注していたM701F形ガスタービン1基の出荷を完了したと発表した。これは同発電所で稼働する50万KWの天然ガス焚ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を構成する中核機器となるもの。設備の完成並びに運転開始は2020年10月の予定。発電機は三菱電機製を採用。

丸紅 中国SINOPEC社と船舶燃料事業で協業の覚書

丸紅(本社:東京都中央区)は6月7日、中国国有石油化学企業、中国石油化工集団有限公司(以下、SINOPEC社)の船舶燃料供給会社、中国石化燃料油●●有限公司(以下、SINOPEC FUEL OIL社)との間で、6月5日、中国・舟山で船舶燃料事業分野における協業に関する覚書を締結したと発表した。これにより、丸紅は戦略的パートナーとして環境に配慮した適合油の確保が課題となる邦船各社等の重要取引先に対し、中国主要港でSINOPEC FUEL OIL社の船舶燃料を安定的に供給、販売する。また中国国内のみならず、グローバルに適合油の安定供給網を構築することを目指す。

シャープ 米国向けノートパソコン生産 中国からベトナムへ移管

シャープは6月5日、米国向けノートパソコンの生産拠点を中国からベトナムに移管する検討に入ったことを明らかにした。米国トランプ政権の対中制裁関税の対象拡大で負担が増えるのを避ける。発動されればいったん台湾に移管。今年度後半から稼働する予定のベトナム工場に移す予定。同社はすでに、米国向け複合機の生産を中国からタイへ移すことを検討していると発表している。

モスフードサービス フィリピン合弁で27年度までに 50店舗チェーン展開

モスバーガーーを展開するモスフードサービス(本社:東京都品川区)は6月6日、フィリピンの大手小麦粉製粉会社General Milling社(ゼネラルミリング社)のグループ会社TOKYOCOFFEE HOLDINGSとパートナーシップ契約を締結、同社と合弁会社を設立し、フィリピンでの出店を開始すると発表した。まず2019年度内にマニラ首都圏に1号店を出店し、2027年度までに50店舗を出店する予定。モスバーガーチェーンの海外展開は、2012年の韓国以来7年ぶり9つ目の国・地域への出店となる。フィリピンにおける事業主体はMOS BURGER PHILIIPPINES社で、株主構成はモスフードサービス35%、TOKYOCOFFEE HOLDINGS65%。

 

カルビー 中国・上海でシリアル「フルグラ」初の食育イベント

カルビー(本社:東京都千代田区)は6月6日、人気シリアル商品「フルグラ(R)」の中国市場での認知向上および売上拡大を狙いとして、6月15、16日の2日間、中国・上海で朝食習慣の質的向上を啓発する初の食育イベントを開催すると発表した。場所は、ショッピングモール「長寧来福士広場(ラッフルズ・シティ)」L1東区中庭。

ゼンショーHD マレーシアのチキンライス業態 TCRSを傘下に

ゼンショーホールディングス(本社:東京都港区)は6月3日、子会社のマレーシア現地法人を通じ、マレーシアを中心にチキンライス業態”The Chicken Rice Shop(以下、TCRS)”を展開する現地企業、TCRS Restaurants Sdn.Bhd.の株式を取得したと発表した。これによりTCRSはゼンショーグループとなった。TCRSは主要なショッピングモール内に約100店舗出店しており、マレーシアで最初の、かつ最大のシェアを占めるチキンライスの専門チェーンとして高い認知度を持っている。鶏肉をメインとして、ハラル認証を得ており、人口の70%以上がイスラム教徒のマレーシアでも気軽に訪れられる店として、老若男女を問わずファミリー層に支持されている。今後、店舗経営や新規出店で、ゼンショーグループとのシナジー効果を発揮させていく。

インパクトHD 8月にインドで コンビニ390店開業

流通・サービス店舗に特化したアウトソーシング事業を展開するインパクトホールディングス(本社:東京都渋谷区)は6月6日、インドの出資企業を通じて同国で8月中にコンビニエンスストア390店を出店すると発表した。同国では最大規模のコンビニチェーンとなる見通し。また既存店の業態転換を進めて、5年以内に店舗数を計2,000店舗(うちプレミアム業態200店舗、キヨスク業態1,800店舗)を出店する計画だ。

東海道新幹線「N700S」最高時速360㌔で走行試験

東海道新幹線に2020年度の夏から導入される新型車両「N700S」で6月6日、試験的に最高時速360㌔まで引き上げる走行が行われ、その様子が報道関係者に初めて公開された。試験走行が行われたのは滋賀県米原駅から京都駅までの区間。近江八幡市周辺の直線で、営業運転の最高時速レベルの285㌔から一気にスピードを上げて360㌔に達した。N700Sは車両の空気抵抗を抑え、ブレーキの改良によって地震などの緊急時の安全性を高めている。今回の走行試験では360㌔での乗り心地や沿線への騒音を計測する。これにより、米国や台湾などへの輸出を目指し、性能をアピールする。

日野自 モンゴル・ウランバートルに販売拠点開設、本格参入

日野自動車(本社:東京都日野市)は6月5日、モンゴルの現地パートナー、Khishing Arvin社を通じて、住友商事の協力のもと4月12日にランバートルに同社の正規販売・サービス拠点を開設、モンゴル市場に本格参入すると発表した。大型トラックの販売から始め、顧客のニーズに合った最適商品を提案していく。顧客車両の稼働時間の最大化を目指して部品供給・サービス体制の基盤構築を進める。対象エリアはモンゴル全域。今後は資源採掘現場への出張サービスも含め、車両一台一台を最適な状態に維持するためのサポートを展開していく。