三井化学 タイのPPコンパウンド生産能力増強

三井化学(本社:東京都港区)は5月31日、ポリプロピレン(PP)コンパウンドの世界的な需要拡大に対応するため、タイの合弁会社Grand Siam Composites Co.,Ltd.(三井化学45.2%出資、本社:タイ・マプタプット工業地区)に生産設備を増強すると発表した。年間生産能力を1万3,000㌧増強する。2025年5月完工、同年6月から営業運転を開始する予定。三井化学グループは現在、世界8つの地域(日本、米国、メキシコ、欧州、タイ、中国、インド、ブラジル)に製造拠点、5つの地域(日本、米国、欧州、タイ、中国)に研究拠点を持ち、自動車の軽量化に貢献する高品質なPPコンパウンドの生産・販売・研究体制を強化している。

明電舎 中国子会社に41億円増資しEV事業の拠点に

明電舎(本社:東京都品川区)は5月31日、中国で5月16日、資本金1.5億円で設立した子会社「明電舎(杭州)駆動技術」(所在地:中国浙江省杭州市)に41億円の増資を行い、国外では初となるEV事業の生産拠点とすると発表した。同子会社でEVおよびPHEV用モータ・インバータ等の製造・販売を手掛ける。

日立 タイ・スワンナプーム国際空港向けエレベーターなど174台受注

日立製作所と日立ビルシステムは5月30日、タイ・スワンナプーム国際国際空港向けにエレベーター・エスカレーター・動く歩道計174台を受注したと発表した。タイの昇降機販売・サービス会社Hitachi Elevator(Tailand)Co.,Ltd.(以下、日立エレベータータイ社)を通じて、タイ空港公社(AOT)が拡張工事を進めているスワンナプーム国際空港向けに、AOTから建設・設置受託しているタイのパワーライン社と中国建築社の共同企業体、PCS Joint Venture(PCS社)より、受注したもの。今回の受注は、タイにおける日立グループの昇降機の受注としては過去最大級となる。

店舗流通ネット ベトナム・ドンド大学に在留資格取得のトレセン設立

店舗流通ネット(東京本社:東京都港区)はこのほど、ベトナムのドンド大学(所在地:ハノイ市)との間で、同大学内に「TRN外食・宿泊業トレーニングセンターハノイ校」を設立するパートナーシップ契約を締結したと発表した。同センターでは「特定技能」「技術・人文知識・国際業務」「特定活動(インターンシップ)」の3種類の在留資格取得に向けた教育カリキュラムを提供し、日本の外食業および宿泊業への就労を希望する、意欲の高い学生の就職支援を行う。同社がベトナムでトレーニングセンターを開設するのは2校目。

ダイキン 中国江蘇省常熟に子会社設立

ダイキン(本社:大阪市北区)は5月30日、中国江蘇省常熟にフッ素化学品の生産・販売を手掛ける子会社を設立すると発表した。新会社「大金新材料(常熟)有限公司」の資本金は10億人民元(160億円)で、出資比率は大金氣化工(中国)有限公司60%、ダイキン40%。中国で中長期的に需要拡大が見込まれる半導体、電池材料向けフッ素化学品の生産・販売機能を強化する。

資生堂 世界最大の香港ドラッグチェーンと戦略的提携

資生堂(本社:東京都中央区)は5月30日、世界最大のドラッグチェーン、ワトソンズグループ(所在地:中国香港、以下、ワトソンズ)と戦略的提携を結び、今後共同で商品開発や社会貢献などの分野で取り組むと発表した。資生堂の研究開発力およびブランド力と、ワトソンズが保有する小売ネットワークと消費者インサイトデータを融合させ、アジアを中心とする顧客に適した商品とサービスを提供していく。ワトソンズは1841年に香港に設立されたヘルス&ビューティー分野で世界最大のドラッグチェーン。25の国と地域で展開する12の小売ブランドのもとに1万5,000の店舗を運営し、店舗とECサイトを合わせた年間の総顧客数は52億人を数える。

サザビーリーグ「Afternoon Tea TEAROOM」今秋香港初出店

サザビーリーグ(本社:東京都渋谷区)は5月31日、運営する「Afternoon Tea TEAROOM」が、香港・マカオ地区における独占ライセンス契約を、ティールーム(香港)リミテッド社と締結し、香港・九龍地区に今秋開業する「K11 MUSEA」に香港初出店すると発表した。同店舗で、おいしい紅茶と季節感あふれる彩り豊かなフードやスイーツとともに、日本と変わらない”お茶とともに過ごす豊かな時間”を提供する。Afternoon Tea TEAROOMは、日本国内では2019年5月30日現在、87店舗を展開している。

プライメタルズ 中国・江蘇沙鋼のLD転炉2基に自動出鋼システムを受注

プライメタルズテクノロジーズは5月30日、中国の鉄鋼メーカー、江蘇沙鋼集団有限公司(以下、江蘇沙鋼)の江蘇省張家港にある転炉製鋼所のLD(BOF)転炉2基に向け、自動出鋼システムを受注したと発表した。これは同社が製鉄所で初めて実機適用する自動出鋼システムになる。今回の近代化プロジェクト計画により、出鋼時間を短縮しスラグキャリーオーバーを最小化して、その後の脱リン能力を向上させる。新しい自動出鋼システムの稼働は2019年の第3四半期の予定。江蘇沙鋼は中国最大の民間製鉄会社で、年間生産量は銑鉄3,190万㌧、粗鋼3,920万㌧、圧延製品3,720万㌧。

三菱地所 台湾でグループ初の分譲マンション開発事業

三菱地所は5月30日、台湾の不動産デベロッパー、潤泰創新国際と共同で推進している台湾・新北市板橋区江翠開発区の分譲マンション「潤泰峰●」を販売開始すると発表した。このプロジェクトは三菱地所グループとして初の台湾での住宅開発・販売事業。物件は23階建て、総戸数220戸のツインタワー。2LDK~4LDKのプランを用意。上質な共用部設備や緑豊かなランドスケープデザインを備えた、質の高い住宅を提供する。台北MRT板南線「江子翠」駅から徒歩7分の好立地。2018年5月着工、2021年2月竣工予定。

JFEスチール 中国の模倣品販売業者を摘発、処分下る

JFEスチールは5月30日、中国で同社の耐摩耗鋼板「EVERHARD」の模倣品を、同社製品と偽って販売していた業者を天津市北辰区市場監督管理局に行政摘発請求していた件で、請求通り認められたと発表した。4月19日に模倣品販売の禁止と罰金の支払いを命じる行政処罰決定書が発行され、処分が下されたという。