阪大・神鋼などベトナムで溶接技術で国際産学連携

阪大・神鋼などベトナムで溶接技術で国際産学連携

ベトナムのハノイ工科大学、大阪大学接合科学研究所、神戸製鋼および同社溶接事業部門子会社のThai-Kobe Welding Co.,Ltd(以下、TKW社)の4者は4月23日、本年度よりベトナムの溶接・接合に係る高度技術の醸成と産業発展への貢献を目的に、国際産学連携共同研究を開始したと発表した。国内溶接材料メーカーがベトナムで産学連携での共同研究を開始するのは初めて。ハノイ工科大学で22日、調印式典が執り行われた。

サタケ ベトナム・ラミコ社と穀物乾燥機を共同開発

サタケ ベトナム・ラミコ社と穀物乾燥機を共同開発

サタケ(本社:広島県東広島市)は4月23日、ベトナムの穀物加工機器メーカー、LAMICO社(以下、ラミコ社)とベトナム国内の中・小規模精米所向け穀物乾燥機の共同開発を始動したと発表した。
両社は今後、役割分担し乾燥制御など主にソフトウェア部分をサタケが、搬送スクリューなどハードウェアはラミコ社が担当し開発を進める。年内にラミコ社での生産体制を整え、2020年初旬に現地生産でコストを下げた循環型乾燥機を双方で販売する。

日立 台湾の永大機電の株式約4割取得

日立 台湾の永大機電の株式約4割を取得

日立製作所は4月23日、100%子会社の台湾日立電梯股份有限公司を通じて実施した台湾の昇降機事業会社、永大機電工業股份有限公司(本社:台湾・台北市、以下、永大機電)の株式の公開買付けが終了し、同社の発行済み株式総数の28.0%に相当する応募があったと発表した。株式取得価額は約74億台湾ドル(約267億円)。株式取得予定日は5月2日。
また、日立は100%子会社の日立ビルシステムと合わせ、永大機電の発行済み株式総数の11.7%を保有していることから、これを合わせると全体の39.7%を保有することになることを明らかにした。

三菱自「パジェロ」国内販売終了へ 海外販売は継続

三菱自「パジェロ」国内販売終了へ 海外販売は継続

三菱自動車はSUV「パジェロ」に特別仕様車「FINAL EDITION」を設定し、全国の系列販売会社を通じ4月24日から販売を開始すると発表した。販売台数700台限定となる同モデルの車両本体のメーカー希望小売価格は453万600円(消費税8%込み)。
なお、現行モデルの国内販売向けパジェロは、8月をもって生産を終了する。直近の国内販売台数が年間数百台規模と振るわないため。パジェロはこれまで国内で累計64万台(2019年3月時点)を販売している。
ただ、海外では根強い人気があり、海外販売向けパジェロおよびパジェロスポーツは引き続き販売する。

三光産業 中国・深圳市の子会社の工場閉鎖し販社化

三光産業 中国・深圳市の子会社の工場閉鎖し販社化

印刷業の三光産業(本社:東京都渋谷区)は4月22日、中国の連結子会社、燦光電子(深圳)有限公司(所在地:中国広東省深圳市)の製造工場(深圳工場)を閉鎖し、販社化すると発表した。深圳工場の生産停止時期は2019年6月ごろを想定しているが、顧客の意向を尊重しながら対応する。
ただ、中国国内における印刷物販売は今後も継続し、2019年内の販社化を目指す。
米中貿易摩擦による中国経済の減速基調が明らかになる中、印刷需要の減少ならびに中国国内における同業他社との価格競争の激化に加え、中国政府による環境規制厳格化などで事業環境が厳しさを増していることから、今後深圳工場での印刷物製造が困難と判断した。

ブリッジ アジア市場でインサイドセールス支援事業を開始

ブリッジ アジア市場でインサイドセールス支援事業を開始

ブリッジインターナショナル(本社:東京都世田谷区、以下、ブリッジ)は4月22日、マレーシアでITサービス事業を運営するTK International Sdn.Bhd.(本社:マレーシア・クアラルンプール、以下、TKインターナショナル)と業務提携し、マレーシア・クアラルンプールに拠点を構え、アジアをターゲット市場とする企業向けにインサイドセールス活動を行うサービスを展開すると発表した。
インサイドセールスとは、顧客への営業活動を非対面(電話、メール、SNS、ビジネスチャットなど)で行う法人営業改革の手法。個人、日系企業に日本語、英語もしくは現地語で活動する。

ダイサン シンガポールのMiradorグループ3社を子会社化

ダイサン シンガポールのMiradorグループ3社を子会社化

クサビ式足場の施工サービスを主幹事業とするダイサン(本社:大阪市中央区)は4月22日、シンガポールのMiradorグループ3社の全株式を取得することで、株式譲渡契約を締結したと発表した。
取得価額は1,974万8,000シンガポールドル(16億3,500万円)、付随費用1億1,000万円の合わせて17億4,500万円。株式譲渡実行日は5月中。今回子会社化するのはMirador Building Contractor Pte.Ltd、Golden Light House Engineering Pte.Ltd、PM&I Pte.Ltd.の3社。
Miradorグループはシンガポールで主にプラントのメンテナンス向けに、足場工事を中心とした熱絶縁工事や電気工事などの付帯工事も受注する事業を展開。600人を超える外国人施工スタッフを雇用している。

ヨシムラ・フードHD シンガポールの水産品加工会社を子会社化

ヨシムラ・フードHD シンガポールの水産品加工会社を子会社化

ヨシムラ・フード・ホールディングス(本社:東京都千代田区)は4月19日、100%子会社で海外事業を統括するYOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE.LTD.がシンガポールの水産品加工メーカー、PACIFIC SORBY PTE.LTD.の発行済み株式70%を取得し、子会社化すると発表した。
取得株式数は21万株で、取得価額は16億2,800万円(アドバイザリー費用800万円含む)。株式譲渡実行日は5月13日の予定。
子会社化する企業は、良質な水産品の仕入れルートと自社の加工工場を持ち業容を拡大しつつあり、今後は設備投資を行うことで生産体制を構築し、さらなる業績拡大を図ることができると判断した。また、同社の既存のシンガポール子会社SIN HIN、JSTTおよび国内の子会社との協業を目指すとしている。

ピクスタ ベトナム・ハノイ工科大学と機械学習で共同研究

ピクスタ ベトナム・ハノイ工科大学と機械学習で共同研究

写真、イラスト、動画、音楽などデジタル素材の活用を手掛けるピクスタ(本社:東京都渋谷区)は4月22日、ベトナム現地法人PIXTA VIETNAMと、ベトナム・ハノイ工科大学は機械学習における共同研究を実施することで合意したと発表した。
この共同研究ではピクスタの海外システム開発拠点のPIXTA VIETNAM内で機械学習などの研究開発を行うラボチームと、ハノイ工科大学SAMI(応用数学・情報工学研究科)の教授・学生が協働し、ピクスタが持つ4,000万点の高品質・高解像度な商用画像素材データを活かしたAIを活用できるようになることを目指す。
ハノイ工科大学は、ベトナムで初めて技術系総合大学として創立され、現在約4万人の大学生、大学院生、博士課程の学生が所属している。