ヤマハ発動機は5月17日、インドにおける二輪車製造子会社India Yamaha Motor Pvt.Ltd.(以下、IYM)の累計生産台数がこのほど、1000万台に到達したと発表した。同社は1985年からインドで二輪車生産を開始。現在、IYMのスラジプール工場、ファリダバッド工場、チェンナイ工場の3拠点で二輪車部品製造・完成車組立をを行っている。
インド二輪車の年間需要は約2200万台(2018年実績、ヤマハ調べ)と、世界第1位の二輪車市場。
日立 中国国家発展改革委員会と提携強化の覚書
日立製作所および日立(中国)有限公司は5月16日、中国国家発展改革委員会とイノベーション創出・拡大、デジタル経済、第三国市場における経済協力などについて意見交換し、持続可能な社会発展のためのさらなる提携強化に関する覚書を締結したと発表した。これにより、中国での社会イノベーション事業の推進をさらに加速することで、人々のQOL向上と持続可能な社会の発展に貢献していく。
日立は中国で136のグループ企業と約4万人の従業員を擁している。これに伴い、中国における日立グループの2018年度の売上収益は1兆98億円に上り、日立グループの売上収益の約11%を占めている。
三井物産 ベトナムの世界最大の海老生産加工会社へ出資
三井物産(本社:東京都千代田区)は5月16日、ベトナムの世界最大の海老生産加工事業会社、Minh Phu Seafood Joint Stock Company(以下、Minh Phu社)と、同社株式の35.1%を取得することで合意したと発表した。
三井物産は2013年、Minh Phu社傘下の加工工場の一つ、Minh Phu Hau Giang Joint Stock Company(以下、MPHG社)に出資参画し、同社の企業価値向上に貢献してきた。今回親会社のMinh Phu社への出資を通じて、これまでMPHG社で進めてきた取り組みをMinh Phu社グループ全体に展開するとともに、三井物産がグローバルに培ってきた販売網を通じ、Minh Phu社の業容を拡大していく。
NEC インドCSC社に出資、戦略的提携へ
NECは5月15日、インド現地法人NEC Technologies India(以下、NECTI)が、CSC e-Governance Services India Ltd(CSC社)に出資し、インドの農村地域で生活する約9億人にデジタルサービスを提供するため、同社と戦略的提携を開始すると発表した。6月中に出資完了する予定で、これによりNECTIはCSC社の第3位の株主となる。
今回の提携により、NECTIはAIやビッグデータ解析技術を活用して膨大な取引データを分析し、金融・教育・ヘルスケアなどの分野におけるデジタルサービスをCSC社共同で開発する。
CSC社は、インド政府がITを活用した農村地域の業政サービス高度化を目的として、同国内約30万カ所に設置している全国の共通サービスセンターを統括する特別目的会社。