味の素G インドのグラニュールズ・オムニケイ社を独資化

味の素(本社:東京都中央区)は8月30日、連結子会社、味の素オムニケイ社(本社:ベルギー、以下、AOC社)を通じて、インドのグラニュールズ社(本社:本社:インド・ハイデラバード州、以下、GIL社)とAOCの合弁会社、グラニュールズ・オムニケイ社(本社:インド・アンドラプラデシュ州、以下、GOC社)の株式50%を取得することに合意したと発表した。これにより、味の素グループのGOC社保有株式は100%となる。GOC社は同社グループが「味の素バイオ・ファーマサービス」として運営するCDMO(開発・製造受託会社)事業で、重要な位置づけを占める低分子医薬の原薬および中間体の製造拠点。独資化することにより、同社グループのバイオ医薬品開発・製造受託のグローバル体制をさらに強化する。                                                                                                   CDMOのグローバル市場の規模は約1,080億米ドル(約12兆円)で、近年、製薬会社で製造の外部化が増加傾向にあり、2016年から2020年まで年率8%と高い水準の伸びが見込まれている。

スーパーホテル ミャンマーで人材養成の専門学校開校、特定技能で送り出し

ビジネスホテルを展開するスーパーホテル(本社:大阪市西区)が9月3日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、日本のホテルで働く清掃員や客室管理(フロア)係などを養成する専門学校を開校した。新たな在留資格「特定技能」を持つミャンマー人材の送り出しを目指す。NNAが報じた。

山田コンサルG インドネシアの同業JACと業務提携、進出日系企業を支援

山田コンサルティンググループ(本社:東京都千代田区)は8月30日、インドネシアのPT.JAPAN ASIA CONSULTANTS(所在地:ジャカルタ市、以下、JAC)と進出日系企業へのコンサルティング・支援サービスで業務提携したと発表した。1996年にインドネシアのジャカルタで創業し、同国への新規進出企業への会社設立業務支援、並びに既進出企業への内部管理全般にわたる実務支援経験と同国内でのネットワークを強みとするJACと、山田コンサルティンググループの日本でのネットワーク・コンサルティングノウハウを融合し、新規進出検討企業および既進出企業の幅広いコンサルティングニーズに応えていく。

平成医療福祉グループ インドネシアにリハビリ施設 9/9から診療開始

病院や高齢者施設などを運営する平成医療福祉グループ(本部:徳島市)のインドネシア法人は、インドネシアにリハビリテーション専門のクリニックを開設する。同施設「HMWリハビリテーションクリニック」を南ジャカルタのセノパティ地区に、9月3日にオープン式典を行い、9日から診療を開始する予定。同グループとして初の海外事業となる。リハビリに特化した日系クリニックのインドネシア国内での開設は初めてとみられる。クリニックは通所型施設。延べ580㎡に診療室やリハビリスペースを備える。最新型の装着型ロボットなどを導入する予定。                                                                            日本・インドネシア両国間の経済連携協定(EPA)の枠組みで、日本の同グループ施設で働いた経験のあるインドネシア人看護師らを活用する。新クリニックの事業費は約5,000万円。新興国での医療の国際展開を支援する経済産業省の「国際ヘルスケア拠点構築促進事業」として補助を受ける。

UDトラックス レベル4自動トラックの実証実験、ドライバー不足解消へ

スウェーデンの多国籍企業、ボルボ・グループの子会社、UDトラックス(本社:埼玉県上尾市)は8月29日、日本通運(本社:東京都港区)やホクレン農業協同組合連合会(本社:札幌市)と連携し、北海道・斜里町で「レベル4」技術の自動運転実証実験を行った。物流現場で深刻化するドライバー不足の解消に向け、無人で走るトラックの導入を視野に入れたもの。

ピアラ タイで越境EC事業の輸入請負販売代行事業で新会社

ピアラ(本社:東京都渋谷区)は8月30日、タイでの越境EC事業に伴う輸入請負販売代行を手掛けるCHANNEL J(THAILAND)Co.,Ltd.を設立し、事業を開始すると発表した。Channel J(チャンネルジェイ)は、タイ人がおいしく簡単につくれるレシピと紹介するタイ国内最大級の和食料理動画メディア。2019年6月に動画再生回数3500万回を超え、タイ国内におけるフォロアー数も43万人に上る。新会社は動画メディアのみならず、ビューティ&ヘルスおよび食品におけるEコマースや、通販事業をトータルで支援できる体制の構築を目指す。

フェローテックHD 中国の半導体シリコンウェハー再生事業で合弁

フェローテックホールディングス(本社:東京都中央区)は8月30日、中国の投資ファンドとの共同出資で中国安徽省銅陵市に半導体シリコンウェーハの再生サービス事業参入のための新会社を設立すると発表した。同社の中国子会社の上海申和熱磁電子有限公司と、安徽省銅陵市政府傘下の投資ファンド、銅陵発展投資集団有限公司が共同出資する。新会社の資本金は5億人民元(約74億5,000万円)で出資比率は上海申和熱磁電子有限公司70%、銅陵発展投資集団有限公司30%。9月設立予定。

東急ハンズ シンガポールに直営5店舗目を出店

東急ハンズ(本社:東京都新宿区)は8月30日、シンガポール東部の中核都市パヤレバに新しくオープンする商業施設「パヤレバ・クォーター・モール」内に直営5店舗目となる「東急ハンズパヤレバ店」をオープンすると発表した。同店舗はMRT東西線・環状線乗換駅「パヤレバ」直結。店舗面積は575㎡で、営業時間は10時~22時(予定)。取扱アイテム数は1万7,000SKU、取扱カテゴリーはヘルス&ビューティ、ステーショナリー、ハウスウエア、バッグ&トラベルなど。

ノックスクート・エアライン 10/27から札幌‐バンコク線就航

LCC(格安航空会社)のノックスクート・エアラインはこのほど、冬ダイヤが始まる10月27日からタイ・バンコク(ドンムアン)-札幌(新千歳)線を就航すると発表した。同社3路線目の日本路線で、火・木・土・日曜の週4往復運行する。機材はボーイング777-200ER型機(2クラス415席)を投入する。ノックスクートの現在の日本路線は成田線と関西線の2路線で、いずれも拠点とするバンコクから乗り入れている。

エクイニクス 韓国・ソウルに初のIBXデータセンター「SL1」開設

インターコネクション(相互接続)およびデータセンターサービスをグローバルに展開するエクイニクス(本社:東京都品川区)は8月29日、韓国初となるIBXデータセンターをソウルに開設したと発表した。「SL1」と名付けられた同データセンターは、キャリアの中立性を確保し、多様なインターコネクションを提供すると同時に、韓国企業並びにグローバル企業のデジタルトランスフォーメーションとハイブリッドマルチクラウドへの移行を促進するよう設計されている。同データセンターは、ソウル・サンアムドン地区にあり、第1フェーズでは約1,790㎡以上のコロケーションスペースと550ラックを提供する。将来的な拡張完了時には約3,200㎡以上のコロケーションスペースと1,000ラック以上を提供する予定。