東レ 造水効率2倍の革新RO膜エレメント開発
東レ(本社:東京都中央区)はこのほど、造水効率を最大2倍に高めた新たな小型RO膜エレメントを開発したと発表した。
RO膜エレメントに通す供給水と透過水が流れる際の抵抗を極限まで抑えつつ、供給水流速を高める技術によって、造水効率の良い省エネ運転が可能になるという。今後スケールアップに向けたグローバル実証を進め、産業用大型RO膜エレメントへの展開を目指す。
住友林業 タイ・バンコクで初の高級分譲マンション
住友林業(本社:東京都千代田区)は4月18日、タイ・バンコクの現地企業と共同開発した高級分譲マンション「Hyde Heritage Thonglor(ハイドヘリテイジトンロー)」を、4月から本格販売すると発表した。タイでは初の不動産分譲プロジェクトとなる。
これは住友林業の100%子会社Sumitomo Forestry Singapore Ltd.(以下、SFS社)、Property Perfect PCL(以下、PF社)とPF社傘下のGrande Asset Hotels&Property PCL社(GA社)の3社合弁の特定目的会社(Grand Star社、以下、GS社)が手掛ける物件。
GS社への出資比率はSFS社49%、GA社40%、PF社11%。地上44階建て311戸。販売価格は3800万円から、平均分譲価格は約6700万円の高級分譲マンション。
神戸製鋼 インドの合弁LTKMを完全子会社化
神戸製鋼は4月18日、インドで自動車や建設機械用タイヤなどの製造工程で使用されるタイヤ・ゴム機械の製造・設計・販売を手掛けるL&T Kobelco Machinery Pvt.Ltd.(以下、LTKM社)を完全子会社化したと発表した。
神戸製鋼とシンガポール現地法人のKobelco Machinery Asia Pte.Ltd.の2社で100%出資へと変更し、それに伴い会社名は5月から「Kobelco Industrial Machinery India Pvt.Ltd.」(以下、KIMI)となる予定。これにより、インド国内需要の獲得に留まらず、周辺地域の東南アジア、欧州地域への拡販を強化し、同社タイヤ・ゴム機械事業のシェア拡大を図っていく。
京セラ 中国・深圳市にイノベーションセンター開設
京セラは4月17日、中国の主要販売会社の「京セラ(中国)商貿有限公司」が中国広東省深圳市竜崗(りゅうこう)地区に、「京セラ(中国)イノベーションセンター」(以下、KCIC)を開設し、同日から運営を開始したと発表した。中国でオープンイノベーションの拠点を設けるのは、京セラ(中国)商貿有限公司として初めてとなる。
政府、グローバル企業、教育機関、投資機関が集結する深圳市竜崗地区にKCICを開設することで、同地区の利点を最大限活用していく。KCIC内には細心の製品・技術を紹介する展示室のほか、オープン・クローズドに対応した技術交流スペースを設置し、情報発信の強化とオープンイノベーションの推進を図る。