東京ガス シェルとLNG売買契約で基本合意
東京ガス(本社:東京都港区)は4月5日、シェル・イースタン・トレーディング社(本社:シンガポール)と新たな液化天然ガス(LNG)売買契約に関する基本合意書を締結したと発表した。
この契約は供給源を特定せず、ロイヤル・ダッチ・シェル(以下、シェル)が世界各地に保有する複数のLNG供給源から幅広く同社に供給する契約(ポートフォリオ契約)。契約期間は2020年4月~2030年3月(10年間)。契約数量は年間平均約50万㌧。
双日 台湾最大級の洋上風力発電事業に参画
双日は4月5日、台湾で洋上風力発電所の建設・運営を行うため、雲林ホールディングス社(以下、雲林HD)を所有するドイツの大手再生可能エネルギー開発事業者、wpd(wpd AG)グループとの間で、株式売買契約に署名したと発表した。
この案件は双日とJXTGエネルギー、中国電力、中電工グループおよび四国電力が共同でドイツに設立したスターウインド・オフショア社(以下、スターウインド社)を経由して、洋上風力発電所の権益(雲林HD)の27%を取得するもの。
双日はスターウインド社および雲林HDを通じて、台湾の洋上風力発電事業者の允能(ユンネン)ウィンドパワー社の株式の9.1%を取得し、台湾における発電事業、また洋上風力事業に初めて参画する。
4社が電動二輪車用交換式バッテリーのコンソーシアム
ヤマハ発動機、本田技研工業、川崎重工業、スズキの4社は4月4日、日本国内における電動二輪車の普及を目的とした「電動二輪車用交換式バッテリーコンソーシアム」を創設し、協働を開始すると発表した。
二輪業界として、より環境にやさしく利便性の高いモビリティとしての電動二輪車の普及を検討しているが、航続距離の延長や充電時間の短縮、車両およびインフラコストが課題となっている。この対応の一つの手段として、今回協働することになったもの。
コンソーシアムでは共通利用を目的とした交換式バッテリーとそのバッテリー交換システムの標準化の検討を進め、技術的なシナジーやスケールメリットを創出することを目指す。
丸紅など フィリピンNCCのスマートグリッド事業に参画
丸紅は4月4日、関西電力、中部電力、およびフィリピン最大の配電事業会社、マニラ電力会社(以下、MERALCO)と共同で、フィリピン・ニュークラークシティ(以下、NCC)におけるスマートグリッド事業に参画すると発表した。
この事業はフィリピン基地転換開発公社(以下、BCDA)が、マニラ首都圏の北西約120kmにあるクラーク米空軍基地跡に、環境に配慮したスマートシティーの開発を行う事業の第一弾として、フィリピン初のスマートグリッド設備の設計、建設、保守、運営を行うもの。
丸紅が18%、関西電力が9%、中部電力が9%、MERALCOが54%、BCDAが10%を出資する事業会社を通じて電力供給を行う。