近畿大 ウナギ養殖でインドネシアSTPと覚書締結
近畿大学水産養殖種苗センター(所在地:和歌山県白浜町)は4月12日、飼料生産大手ジャプファ・コンフィード・インドネシアの水産子会社スリ・タニ・プムカ(STP)と水産養殖に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。
両者はウナギを中心に、水産物の養殖技術の指導や共同研究を行う。STPは魚やエビの養殖用飼料生産を主幹事業としている。
近畿大が東南アジアで水産養殖で共同研究を行うのはマレーシアのサバ大学に続いて2カ国目。
ジャパンディスプレイ 中・台連合の傘下に
業績不振が続くジャパンディスプレイ(本社:東京都港区、以下、JDI)は中国と台湾の企業連合の傘下に入り、台湾の電子部品メーカーなど3つのグループで構成される同連合から総額800億円の金融支援を受けると発表した。
これにより、かつて掲げた”日の丸液晶”は挫折。JDIは日本の官民ファンド・旧産業革新機構が筆頭株主として再建を主導した体制から、中・台連合の傘下で経営再建を目指すことになる。
JDIは2012年、ソニー、東芝、日立製作所の液晶ディスプレー事業を統合し「日の丸液晶連合」として発足した。しかし、近年はスマートフォン向け液晶パネルの不振などで苦戦。2019年3月期は5年連続連結最終赤字に陥っている。
東風ホンダ 第三工場を湖北省武漢市に竣工
ホンダの中国における四輪車の生産販売合弁会社、東風本田汽車有限公司(本社:湖北省武漢市)は4月12日、第三工場の完成を記念し、同市で開所式典を執り行った。式典には湖北省武漢市政府関係者をはじめ、東風汽車集団有限公司およびホンダの両社首脳ら約400人が参列した。
第三工場は、電動化が加速する商品の進化にもフレキシブルに対応できる新工場として、環境にも配慮するとともに最新鋭の生産技術を取り入れ、4月中にも生産を開始する。
東風本田汽車有限公司の資本金は9億4800万米ドルで、出資比率は東風汽車集団有限公司50%、本田技研工業40%、本田技研工業(中国)投資有限公司10%。従業員数約1万3000人(2019年4月現在)。生産能力は第一、第二工場がそれぞれ年間24万台、第三工場が同12万台。第三工場への投資金額約30億元。