九州電力 ベトナム・ハノイに初の海外現地法人
九州電力(本店:福岡市)は3月28日、ベトナム・ハノイ市に現地法人「Kyuden Innvatech Vietnam」を設立したと発表した。また、同社初の海外現地法人の、この同法人は4月からダムおよび水力発電事業の安全性等の改善を行うサービスを提供する。
今回設立した新会社を通して同社の技術を提供することで、近年同国で問題となっている水力発電事業の安全性の向上を図っていく。また市場成長性の高いアジア中心として事業を拡大していく。
三菱ケミカル インドの熱可塑性エラストマー設備新設
三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)は3月29日、自動車の内装部材などに使用される熱可塑性エラストマーについて、インド国内に製造設備を新設すると発表した。このほど手続きを完了したインドWelset Plast Extrusions社の、塩ビコンパウンド事業買収により獲得した拠点に導入し、2019年度中に稼働開始する予定。今回買収した会社「MCPP India Private Limited(予定)」(本社所在地:インド・ムンバイ)をアジアパシフィック地区における医療用塩ビコンパウンドの製造拠点と位置づけ、加えて自動車用熱可塑性エラストマーの製造設備拡大により、一層のグローバル展開を加速していく。
阪急阪神エクスプレス インド・マネサールに新倉庫を開設
阪急阪神エクスプレス(本社:大阪市北区)は3月28日、インド現地法人、阪急阪神エクスプレス(インド)が、デリー近郊のマネサールに新倉庫を開設し、4月1日より営業を開始すると発表した。新倉庫はインディラ・ガンディー国際空港から40km、日系企業が多数進出しているマネサール工業団地にも至近だ。
同倉庫はマネサールロジスティクスセンターとして、輸出入ターミナル企業に加えて国内輸送のハブセンターとして在庫管理・流通加工・納品代行までシームレスな一貫輸送を提供していく。インド法人は2019年1月、インド当局よりAEO(オーソライズド エコノミック オペレーター、貨物のセキュリティ管理とコンプライアンス体制が整備された事業者)制度の認可事業資格を取得。この認証はどうせんたーを含むインド法人全拠点に適用される。
東芝プラントS B.グリムパワー、シーメンスの3社で協業の覚書
東芝プラントシステム(本店:横浜市鶴見区)は3月28日、タイで施工した工業団地向けコンバインドサイクル・コージェネレーション発電所(以下、CCCP)について、プラントオーナーのB.グリムパワーPCL社(以下、Bグリムパワー社)およびガスタービン発電機供給メーカーのシーメンス社と3社共同で、既設プラントのデジタル化による性能向上等の検討を進める覚書を締結したと発表した。
今回の覚書調印は、発電事業者/主機メーカー/EPCコントラクターが各々の知見を活かしてデジタル化を進める画期的な取り組みで、立場の異なる3社で開発を進めることで、発電事業者にとって利便性が高く、かつ有用なシステム構築が可能となる。