JENESYS2019で中国青年代表団 60名が訪日、9/9~13日

対日理解促進交流プログラムJENESYS2019の一環および日中青少年交流推進認定行事として、9月9~13日まで中国青年代表団60名が訪日する。中国の青年公務員、農村青年幹部(大学生村官)を訪日招聘し、同分野の日本の青年や市民との親睦を深めるほか、同分野に関連する視察、「環境政策」「農業振興政策」の各テーマに関するブリーフ、日本の政治・社会・歴史・文化等が体感できるような施設見学や、地方都市の参観を通じて、日本についての多面的な理解を深めてもらう予定。

日・中社会保障協定の効力発生 年金保険料の二重払い解消

社会保障に関する日本・中国両政府間協定(日・中社会保障協定)が9月1日、発効した。これまで日中両国の企業等からそれぞれ相手国に一時的に派遣される被用者(企業駐在員等)等には、日中両国で年金制度への加入が義務付けられているため、年金保険料の二重払いの問題が生じていた。この協定は、この問題を解決することを目的としたもの。この協定の規定により、派遣が5年以内の一時派遣被用者は、原則として派遣元国の年金制度にのみ加入することになる。

東北6県などの官民トップ、タイ・バンコクで訪日プロモーション

タイ・バンコクのインターコンチネンタル バンコクで8月27日、日本の東北6県(青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島)、新潟県の知事・副知事および仙台市の官民トップと、タイ側の政府観光庁(TAT)、観光業界、航空会社などの代表や幹部による交流懇談会「バンコク・日本東北トップセールス」が開催された。一般社団法人 東北観光推進機構による訪日プロモーションの一環で、日本政府観光局(JNTO)の協力で実現した。東北6県および新潟県を訪れるタイ人旅行者は、東日本大震災発生前の2010年は通年で8,990人泊だったが、2018年は同7万1,070人泊となり、震災前の約8倍に増えているという。

G7サミット 開始以来初めて「首脳宣言」採択見送り

フランス南西部のビアリッツで開かれたG7サミット(主要7カ国首脳会議)は8月26日夜、閉幕したが、1975年フランスのランブイエで開かれた第1回サミット以来、初めて包括的な「首脳宣言」の採択が見送られた。自由貿易や地球温暖化対策の対応で、意見の隔たりが大きく、調整が困難と判断された。この結果、世界経済の成長や戦後の国際秩序の維持などを主導してきたG7各国の影響力の低下も懸念される事態となった。

日本 パキスタンの農業・関連産業開発支援に5億円の無償資金協力

日本政府はパキスタンの農業食品および農業関連産業開発支援計画に供与額5億6,000万円の無償資金協力する。パキスタンの首都イスラマバードで8月5日、日本の松田邦紀駐パキスタン大使と、ナディア・アフタブ国連工業開発機関(UNIDO)パキスタン代表との間で、この案件に関する書簡の交換が行われた。この計画は開発が遅れているハイバル・パナトゥンハー州およびバロチスタン州で、農産品のバリューチェーン構築に係る支援(農産品加工機材供与、保管倉庫整備および技術支援等)を行うもの。

東京・ジャカルタ姉妹都市交流 30周年で都立高校生16名がインドネシア訪問

JENESYS2019の一環として、7月29~8月7日まで都立高校生等16名がインドネシアを訪問する。一行はインドネシア訪問中、学校交流、環境保全視察としてプラムカ島、ジャカルタ州政府表敬訪問、工業団地MM2100内の日系企業視察や、文化体験・視察する。これらを通じてインドネシアの文化・社会に対する理解を深めるとともに、日本の魅力の発信に取り組む予定。東京・ジャカルタ姉妹友好都市交流30周年の節目に行われる今回のプログラムを通じてインドネシアにおける対日理解の促進、日本・インドネシアの相互理解を深めることが期待される。 

日本 パキスタンの若手行政官の学位 取得費3億円余を無償資金協力

日本政府はパキスタンの若手行政官が日本で学位(修士または博士)を取得するために必要な学資等、3億2,200万円を供与限度に無償資金協力する。パキスタンの首都イスラマバードで7月25日、日本の進藤雄介在パキスタン臨時代理大使とパキスタンのヌール・アフメド財務・歳入・経済省経済担当次官との間で、この案件に関する書簡の交換が行われた。この協力により、最大で修士課程18名および博士課程2名のパキスタンの行政官等が自国の発展に必要な各分野の専門知識を日本で習得し、帰国後、同国政府の政策立案等に貢献することが期待される。

日本 ネパールの人材育成などに9億円余の無償資金協力

日本政府は、ネパールの若手行政官が日本の大学院で学位を取得すること、および「学校セクター開発計画」の支援に供与限度額、合計9億円余を無償資金協力する。ネパールで7月22日、日本の西郷正道駐ネパール大使とネパールのラジャン・カナル財務省次官との間で、これらの案件に関する交換公文の署名および書簡の交換が行われた。対象案件および供与額は①人材育成奨学計画(供与限度額:3年型に2億5,000万円、5年型に3億7,800万円)②学校セクター開発計画(供与限度額:3億円)の2件。 これによりネパールの若手行政官が2020年から、3年型で最大20名、5年型で22名、日本の大学で学位(3年型:修士、5年型:修士、博士)を取得することを支援する。

サントリー「水育」海外3カ国目,インドネシアでも活動開始

サントリーホールディングスは7月22日、子どもたちに「水」の大切さを伝える独自の次世代環境教育プログラム、サントリー「水育(みずいく)」を同日から新たにインドネシアで展開すると発表した。グループ会社のサントリー・ガルーダや、地元の財団およびNGOの協力のもと、インドネシア・南スラウェシ州ゴワ、南」カリマンタン州バンジャルバル、東ジャワ州シドアルジョ、バンテン州タンゲランの14の小学校で約1,000人を対象に実施する予定。水の大切さや衛生管理、水源保全の重要性などについて学習する授業を、オリジナルの学習プログラムで展開する予定。                                                         「水育」は2004年から日本国内で、2015年3月に海外初となるベトナムでも開始し、参加した児童や教員、地元行政からも高い評価を得ているという。今回ベトナム、タイに続いて活動開始することになったもの。

日本 フィリピンの水環境汚染対策に 20億円の無償資金協力

日本政府はフィリピンの「メトロセブ水道区汚泥管理計画」に供与限度額20億5,200万円の無償資金協力する。フィリピンの首都マニラで7月23日、日本の羽田浩二駐フィリピン大使とフィリピンのテオドロ・L・ロクシン・Jr外務大臣との間で、これに関する交換公文の署名および書簡の交換が行われた。                                                                       フィリピン中部に位置するメトロセブ地域は、セブ市を含む7市6町で構成されるフィリピン第2の都市圏で、人口約255万人を擁する経済の中心地。同地域では約90%の家庭が汚泥腐敗槽を保有しているとみられる。そして、これらはいずれも適切に管理が行われておらず、環境汚染を引き起こしている。今回の無償資金は同地域の水・衛生環境の改善に充てられる。