全漁連が日本水産物販促へシンガポールに和食店
全国漁業協同組合連合会(全漁連)は2月、シンガポールに長崎産本マグロ、愛媛産マダイ、北海道産ホタテなどを国産水産物を使った和食の飲食店を開業する。全国の漁協・漁連がそれぞれの特産品を販促し、日本産水産物を海外に売り込むため、現地の消費者の嗜好を知る拠点とする。輸出に向けたノウハウを取得し、水産物の輸出拡大につなげる。現地のビジネスマンの来店を想定し、シンガポールの金融街に出店する。
全漁連が日本水産物販促へシンガポールに和食店
全国漁業協同組合連合会(全漁連)は2月、シンガポールに長崎産本マグロ、愛媛産マダイ、北海道産ホタテなどを国産水産物を使った和食の飲食店を開業する。全国の漁協・漁連がそれぞれの特産品を販促し、日本産水産物を海外に売り込むため、現地の消費者の嗜好を知る拠点とする。輸出に向けたノウハウを取得し、水産物の輸出拡大につなげる。現地のビジネスマンの来店を想定し、シンガポールの金融街に出店する。
サイゼリア 海外店好調で9~11月期経常利益5割増
ファミリーレストランチェーンを運営するサイゼリアは1月13日、2015年8月期第1四半期(2014年9~11月)の決算を発表した。中国・香港・シンガポールの海外事業が好調で、営業利益は12億7900万円(前年同期比65.1%増)、経常利益は13億8000万円(同50.3%増)と業績を伸ばした。同期の売上高は前年同期比9.8%増の324億5700万円となった。同四半期の新規出店は上海3店舗、広州6店舗、北京3店舗、香港1店舗、シンガポール2店舗。Business Media 誠が報じた。
14年インドネシアへの海外旅行者数は推計930万人
インドネシアのアリフ・ヤフヤ観光相は「2014年のインドネシアの海外旅行者数は930万人に達したとみている。2014年11月の旅行者数は76万4461人となり、13年同月の80万7422人と比べ5.3%減少したが、12月は13年同月の86万655人と同程度になる」と試算している。一方、14年1~11月期には852万77人となり、13年同期の794万1474人から7.2%増加している。日中英仏など13カ国に支局を置く観光省所管のVITOを通じて各国からの観光客を誘致していく–としている。ビスニス・インドネシアが報じた。
日本郵便 訪日中国人旅行者対象に新サービス
日本郵政グループの日本郵便は1月13日、中国旅行会社最大手の上海携程国際旅行社有限公司(シートリップ)、インターネット通販の「ウィ・ジャパン」(東京都中央区)と提携し、訪日中国人旅行者向けの宅配サービスを15日から始めると発表した。
中国人旅行者が訪日する際、知人や親戚から頼まれる日本製の物品を、インターネットで事前に購入しておけば、日本のお土産を宿泊先のホテルまで届けるしくみ。時間や手間を省きたいとの要望が増えていることから、ビジネスになると判断した。届け先は東京、大阪、沖縄、札幌の約600のホテルから始め、取扱商品は初年度1000品、取扱高は30億円を目標とする。
ジャカルタのホテル客室単価15%高でアジアで最高
米不動産クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は1月12日、インドネシアの首都ジャカルタで営業するホテルの平均客室単価が、2014年に前年比15%高となり、上昇率がアジア大洋州の主要18都市・地域で最高だったと発表した。同地域で唯一2ケタ上昇した。
14年のジャカルタの平均客室単価は前年の103万9291ルピア(約9800円)から119万5421ルピアに上昇した。バリは9%高の175万5391ルピアで上昇率が2番目に高かった。金額が最も高かったのはシンガポールの207米㌦(約2万5000円)で、香港の193米㌦、シドニーの185米㌦が続いた。
稼働率はジャカルタが前年から2.3ポイント低下の75.0%、バリが0.7ポイント上昇の65.7%だった。インドネシアの主要都市でホテルの建設が相次ぎ客室数の供給が増えているものの、需要が拡大していることで、稼働率に大きな変化はなかった。NNAが報じた。
ガルーダ・インドネシア航空 羽田・成田路線を一部運休
ガルーダ・インドネシア航空は1月9日、東京(羽田・成田)路線の一部を運休すると発表した。羽田~デンパサール(バリ島)線と成田~ジャカルタ線が対象。羽田~デンパサール線のGA886/887便は1月16日から2月1日までと、3、5、9、12日から14、16日から3月28日まで運休する。
成田~ジャカルタ線は一部の日を除き3月25日まで運休する。ジャカルタ発のGA884便を1月10日から3月5日と、7日から24日まで、折り返しの成田発GA885便を1月11日から3月6日と、8日から25日まで運休する。羽田~ジャカルタ線(GA874/GA875便)は期間中、羽田深夜発と昼間発を混在して運航する。深夜発は1月16日までと、2月2日から12日、2月15日。昼間発は1月17日から2月1日と13、14、16日から3月28日。
ガルーダ航空 中部~ジャカルタ線の3月就航を延期
ガルーダ・インドネシア航空は1月9日、週5往復で3月28日から開設予定だった中部~ジャカルタ線の就航を延期すると発表した。延期期間は未定だが、早期の就航を目指すとしている。2014年12月に就任したアリフ・ウィボウォ社長兼最高経営責任者(CEO)の経営施策の一環として決定。ルピア安、円安などの為替変動、他社との競合激化などを踏まえ、事業計画の見直しを進める。
当初の予定では3月から中部発月・水・金・土・日曜の週5往復を計画。運航機材はエアバスA330-200型機を投入する予定だった。2014年9月、愛知県の大村秀章知事がジャカルタを訪問、会合の中で開設が確認されたもの。近年、インドネシアへの日本企業の進出による需要増を受けて決定したものだった。Aviation Wireが報じた。
鴻池運輸タイ現地法人がバンコクで焼肉レストラン事業
鴻池運輸は1月7日、タイの現地子会社が2014年12月2日、バンコクで日本国産和牛などを用いた焼肉レストラン「炭亭」をオープン、営業を開始したと発表した。このタイ現地法人は14年4月、タイの農薬製造会社SOTUS INTERNATIONALCO.,LTD(SOTUS)と合弁で設立したKONOIKE-SOTUS VENTURE CO.,LTD(KSV)。KONOIKEグループのタイにおける新規事業の展開を図ることを目的に設立された事業投資会社KSVは14年8月、タイで人気の日本食に着目、中でもとくに注目度の高い「日本国産和牛」を用いた日本祝を提供するレストラン事業会社KONOIKE-SOTUS JAPANESE GRILL CO.,LTD(KSJ)を設立。同年12月からの開業にこぎつけたもの。焼肉レストラン「炭亭」は東京都食肉市場仲卸業者と専属契約を結び、厳選された和牛を直接買い付け、KONOIKEグループの低温物流ネットワークを生かし、鮮度保持されタイへ輸入された日本国産和牛を使うのがウリ。
円安年始でアジアなどから訪日客目立つ 福袋目当ても
2014年末~15年始、首都圏で目立ったのが東南アジアを中心とした外国人観光客の姿。百貨店の初売りには昨年の3倍近くが訪れ、観光名所もにぎわった。日本ブームに加え、最近の円安が訪日の動きに拍車をかけている。1月3日午後、東京・新宿の伊勢丹新宿本店6階の外国顧客カウンターにはブランド品の紙袋を提げたアジアからの観光客が次々と訪れ、免税手続きを済ませていた。香港からきた顧客は12日間の予定で滞在中で、7年前から毎年来日しては福袋を買うという。今年は3つのデパートを回って子供服など11袋購入したと話していた。
中国人の観光客ビザ5年に延長 富裕層のリピーター増へ
岸田文雄外相は1月6日の記者会見で、観光目的で来日する中国人向けの数次査証(ビザ)の有効期限を3年から5年に延長する緩和策を発表した中国人観光客を呼び込む戦略の一環で、1月19日から運用開始する。数次査証は、期間内なら何回も訪日できるもの。緩和対象は「相当の高所得を有する者とその家族」とし、富裕層のリピーターを増やすのが狙いだ。また、一定の経済力があり、過去3カ月以内にの訪日歴がある人も対象とし、家族のみの渡航も認める。