ヤマトホールディングスがシンガポール配送会社買収
ヤマトホールディングスは7月10日、傘下で東南アジア地域統括会社のYAMATO ASIA PTE LTD(シンガポール、ヤマトアジア)が、東南アジアでの事業基盤のさらなる強化と法人顧客向けサービスの充実を目的に、シンガポール国内で緊急配送ネットワークを持つTIDIKI EXPRESS の株式85%を取得して子会社化したと発表した。電子機器や日用品などの二輪車による緊急配送サービスを取り込むのが狙い。
ヤマトホールディングスがシンガポール配送会社買収
ヤマトホールディングスは7月10日、傘下で東南アジア地域統括会社のYAMATO ASIA PTE LTD(シンガポール、ヤマトアジア)が、東南アジアでの事業基盤のさらなる強化と法人顧客向けサービスの充実を目的に、シンガポール国内で緊急配送ネットワークを持つTIDIKI EXPRESS の株式85%を取得して子会社化したと発表した。電子機器や日用品などの二輪車による緊急配送サービスを取り込むのが狙い。
理髪店の銀座マツナガ ベトナム・ホートミン市に出店
東京で理髪店13店を運営する銀座マツナガ(東京都中央区)が、7月上旬にアジアでは初めての店を、ベトナム・ホーチミン市で開業した。日本の店で働いていたスタッフ2人を常駐させるほか、通訳兼見習いとしてベトナム人1人を現地で採用した。当面の顧客はベトナムに住む日本人だが、現地の富裕層も開拓して店舗展開を進める。
日本では理髪店の市場が頭打ちのほか、最近の人手不足もあって理容師のなり手が減っている。ベトナムで店を増やすほか、現地で理容師の育成を始め、育てた人材を日本へ送ることも視野に入れている。初年度はまず20人程度を募集。育てた人材は現地や日本で働いてもらう。地元メディアなどが報じた。
テイクアンドギヴ・ニーズがインドネシアで婚礼事業
結婚式場運営のテイクアンドギヴ・ニーズ(東京都品川区)は、インドネシアでブライダル事業を始める。ホテル内に相談窓口を設け、日本国内と同様、現地でも演出などの要望を聞く手法を取り入れ、個性的なブライダル需要を開拓する。
仏カルフールが9月末までにインドの卸売事業から撤退
フランスの流通大手カルフールは7月7日、インドでの卸売事業から撤退すると発表した。インドで5月に発足したモディ政権が、外資導入には積極的な姿勢を示しているが、国内の零細商店の反対が根強いことから、複数ブランドの商品を扱う総合小売業の外資参入には反対。世界的な総合小売業にとって、厳しい環境が変わっていないためだ。
カルフールは2010年にキャッシュ・アンド・キャリー(現金支払い方式の卸売店)という業態でインドに進出した。現在、同国内に5店を持つが、9月末までに店舗を閉め撤退する。
タイ・エアアジアX(LCC)9月から成田・関空に就航へ
タイを拠点とする格安航空会社(LCC)エアアジアXは7月7日、9月1日から首都バンコク・ドンムアン空港と、成田空港や関西国際空港を結ぶ新たな路線を就航すると発表した。これに伴い既存の航空会社との間で一段と競争が激しくなることが予想される。
機材はおよそ370席あるエアバス330型機を使用し、成田空港へは毎日、関空へは週5便運航する予定。既存の大手航空会社と比べ運賃を3割程度低く設定する予定。
北海道つぼ八 日本街店7/14タイ・バンコクに5店目
つぼ八(東京都中央区)は7月7日、タイ・バンコクに「北海道つぼ八 日本街店」を14日にオープンすることを明らかにした。タイへの出店は5店目。店舗はバンコク・クロントイ地区にある日本食店が集まる「日本街」一階に設ける。店舗規模は54.13坪・全92席で、営業時間は午前11時~深夜0時まで。
つぼ八は2013年8月、バンコク北郊ノンタブリ県の展示会場「インパクト」を運営するインパクト・エキシビジョン・マネジメント(IEM)と、タイ全国でのエリアフランチャイズ(FC)契約を締結。同年11月以降、今年6月までに4店をオープンしている。
「ドラえもん」中国に電子コミック配信 藤子プロ
藤子・F不二雄プロ(藤子プロ)は、中国で「ドラえもん」の電子コミックの配信を始めた。中国メディア上海SMGグループ傘下でコンテンツ配信の上海BesTV(百視通)と組み、スマートフォンや携帯電話に1話を1.5元(24円)で提供する。2015年末までに最大500万話のダウンロードを見込む。
中国では書籍版「ドラえもん」をすでに販売しているが、ファン層の拡大を目指して電子コミック版も始める。約1300話ほぼすべてを年内に揃える。BesTVを通じ、毎週30~50話を配信していく。日本経済新聞が報じた。
ガル-ダ航空が8月からバリ線にボーイング大型機投入
ガルーダ・インドネシア航空は7月4日、東京(成田)-デンパサール(バリ島)線を、ボーイングの大型機B777-300ER型機で運航すると発表した。機材変更により座席数が約2割増える。時期は8月4日(月)~9月11日(木)および10月1日(水)以降。これにより東京(成田)-ジャカルタ線のみならず、東京(成田)-デンパサール(バリ島)線にもファーストクラス(8席)のサービスが始まる。同機の座席数は314席(ファーストクラス8席、ビジネスクラス38席、エコノミークラス268席)。
シンガポールに無印良品の旅関連商品店 域内に初登場
MUJIを展開する良品計画(東京都豊島区)は7月3日、旅行用品専門店「MUJI to GO」をシンガポールにオープンした。旅・移動・ビジネス。学習・遊びに関連した商品を集めたセレクトショップで、域内では初登場となる。同国には初めて商品ラインアップに子供服を加えた新店舗も中心部に正式オープンし、シンガポールで店舗・商品の多様化を進める。
「MUJI to GO チャンギ・エアポート・ターミナル店」はターミナル2(T2)出発ロビー階のシンガポール空港(SIA)ファーストクラスラウンジに隣接して出店した。同店はこれまでに日本国内で10店舗、海外で6店舗(米国、香港、台湾、フランスに各1店舗、イタリアに2店舗)を展開しており、シンガポールは海外7店舗目となる。
売り場面席は17坪(約56平方㍍)、MUJIが持つ約7400点の全商品の中から、約1000点を販売する。NNAが報じた。
静岡県 観光客誘致へバンコクに営業拠点設置
静岡県観光振興課は7月1日、タイ・バンコクに観光振興拠点を設置した。外部委託で県に関する情報の提供や旅行商品の営業を強化する。2013年7月にタイ人への短期滞在査証(ビザ)が免除されて以降、拡大を続けている訪日タイ人需要の取り込みを図る。NNAが報じた。
委託先はバンコクで通訳・翻訳業務などを手掛けるジェーエンネットワーク代表者。委託期間は15年3月末までで、費用は約150万円。現地で静岡県の旅行商品の開発に向けた働きかけを行うほか、県や県内自治体・団体などのプロモーション、旅行状況の調査と報告、現地旅行会社からの問い合わせ対応などを担当する。
2013年に静岡県を訪れたタイ人は前年比15%増の4万1000人で、都道府県別で8位だった。また、タイ人は同県を訪れた外国人の中では中国人(14万8000人)、台湾人(12万人)、韓国人(4万3000人)に次いで多かった。