静岡県 観光客誘致へバンコクに営業拠点設置

静岡県 観光客誘致へバンコクに営業拠点設置

 静岡県観光振興課は7月1日、タイ・バンコクに観光振興拠点を設置した。外部委託で県に関する情報の提供や旅行商品の営業を強化する。2013年7月にタイ人への短期滞在査証(ビザ)が免除されて以降、拡大を続けている訪日タイ人需要の取り込みを図る。NNAが報じた。

   委託先はバンコクで通訳・翻訳業務などを手掛けるジェーエンネットワーク代表者。委託期間は15年3月末までで、費用は約150万円。現地で静岡県の旅行商品の開発に向けた働きかけを行うほか、県や県内自治体・団体などのプロモーション、旅行状況の調査と報告、現地旅行会社からの問い合わせ対応などを担当する。

   2013年に静岡県を訪れたタイ人は前年比15%増の4万1000人で、都道府県別で8位だった。また、タイ人は同県を訪れた外国人の中では中国人(14万8000人)、台湾人(12万人)、韓国人(4万3000人)に次いで多かった。