仏カルフールが9月末までにインドの卸売事業から撤退

仏カルフールが9月末までにインドの卸売事業から撤退

 フランスの流通大手カルフールは7月7日、インドでの卸売事業から撤退すると発表した。インドで5月に発足したモディ政権が、外資導入には積極的な姿勢を示しているが、国内の零細商店の反対が根強いことから、複数ブランドの商品を扱う総合小売業の外資参入には反対。世界的な総合小売業にとって、厳しい環境が変わっていないためだ。

 カルフールは2010年にキャッシュ・アンド・キャリー(現金支払い方式の卸売店)という業態でインドに進出した。現在、同国内に5店を持つが、9月末までに店舗を閉め撤退する。