5月の香港からの訪日客は過去最高の7万人超
日本政府観光局(JNTO)によると、5月の香港からの訪日客数は前年同月比19.5%増の7万700人(推計値)だった。5月としては過去最高を更新した。5月はイースター(復活祭)休暇と夏季休暇の間でオフシーズンになるものの、東京、大阪などへのショッピング目的の旅行が好調だったとみている。春先の旅行需要を喚起するため、年明けから集中的に実施したテレビコマーシャルや、公共交通向けの広告なども奏功したとみられる。
5月の香港からの訪日客は過去最高の7万人超
日本政府観光局(JNTO)によると、5月の香港からの訪日客数は前年同月比19.5%増の7万700人(推計値)だった。5月としては過去最高を更新した。5月はイースター(復活祭)休暇と夏季休暇の間でオフシーズンになるものの、東京、大阪などへのショッピング目的の旅行が好調だったとみている。春先の旅行需要を喚起するため、年明けから集中的に実施したテレビコマーシャルや、公共交通向けの広告なども奏功したとみられる。
ロイヤルホストが中国から撤退 上海店6/20閉店
ファミリーレストランのロイヤルホールディングス(HD)は中国から撤退する。上海の「ロイヤルホスト」を6月20日で閉店し、店を運営する台湾企業との合弁も解消する方針。従業員の定着率が低く店の運営が安定せず、目的とした多店舗化は難しいと判断した。今後は東南アジアに軸足を移し、「天丼てんや」の出店を加速する。上海の店は中国1号店として2010年に開業。日本国内と同様の形態で運営してきた。日本経済新聞が報じた。
5月のインドネシア人訪日客は49%増の約1.5万人
日本政府観光局(JNTO)が6月18日発表した統計によると、5月のインドネシアからの訪日客数は前年同月比49%増の1万4800人となった。5月としては過去最高を記録した。この結果、1~5月で前年同期比約2割増と好調を維持した。
東南アジア主要6カ国の中ではフィリピン、タイ、マレーシアに次ぐ伸び率。人数では5番目。ジャカルタ事務所開設によるプロモーション活動、新聞や雑誌での旅行会社との共同広告、航空会社との共同キャンペーン実施などが奏功しつつある。
藤田観光 5年内に台北にホテル開業を表明
藤田観光が6月17日、台湾の台北市にホテルを開業する計画を明らかにした。上級ブランドの「ホテルグレイスリー」で進出し、主に観光客の利用を見込む。2014年中に具体的な内容を発表する予定で、5年以内の開業を目指す。
同社は1990年代に海外のホテル・飲食施設の経営から撤退していたが、台北のホテルは海外再進出の第1弾として位置付ける。地元資本によるフランチャイズや運営受託方式ではなく、自社経営・運営でサービスの質を保ちたいとしている。
グルメ杵屋「丼丼亭」7月中にタイから撤退
グルメ杵屋は、タイ・バンコク市の伊勢丹内に出店している丼物店「丼丼亭」を閉鎖、7月中に撤退する。政情不安で当面消費が冷え込んだ状況が続くと判断したため。今後、タイに再出店するかは未定という。同社は2009年、初の海外店としてタイへ出店していた。日本経済新聞が報じた。
インドネシア向けビザ免除 観光立国へ緩和拡大
日本政府は6月17日、観光立国推進閣僚会議で2020年をめどに訪日外国人を現状の約2倍の年間2000万人にするための「観光立国実現に向けた行動計画2014」を決めた。骨子は短期滞在査証(ビザ)発給要件の緩和。新たにインドネシア向けを免除、フィリピンとベトナムは日本政府指定の旅行会社を通せば取得手続きを簡単にし、実質的なビザ免除に踏み切る。ビザの免除は2013年7月のタイ、マレーシアに次ぐ措置。準備が整い次第、実施する。
また、行動計画では免税店を地方に広げ、全国1万店規模へ倍増。今年10月には免税対象を食品などにも拡大し、地方の名産品を手軽に購入できるようにする。安倍晋三首相は、日本各地の観光資源を世界へ発信し、地域活性化につなげなければならない-と強調している。
このほか、海外の富裕層が観光目的で最長1年間滞在できる制度の新設や、企業幹部らが一般旅客と別に素早く出入国審査を受けられる優先レーンを成田、関西両国際空港に設けることも盛り込まれた。
H&Mが8月にタイ・パタヤで出店 同国9店舗に
スウェーデンの衣料小売り大手へネス・アンド・マウリッツ(H&M)の販売店をフランチャイズ(FC)展開するHタイ(タイランド)は、8月にも東部リゾート地のパタヤに同国9号店を開設すると発表した。地方の主要都市への出店を強化して増収を図る。クルンテープ・トゥラキットが報じた。
H&Mは2012年9月、バンコク都心の大型商業施設「サイアム・パラゴン」にタイ1号店を開設。以後、バンコク首都圏の主要な商業施設に相次ぎ出店。今年に入って北部チェンマイの「セントラル・フェスティバル・チェンマイ」と南部の「セントラル・フェスティバル・プーケット」で開店して地方進出し、5月には東部バンナーの「セントラルプラザ・バンナー」にも出店している。
フォーバル ミャンマーで製造業向け人材採用支援
ITコンサルティングのフォーバルは、このほど現地の人材紹介大手と業務提携し、6月中にもミャンマーに進出した製造業向けの人材採用支援サービスを始める。人材紹介に加え、労働保険の加入など法的手続きの代行もワンストップで提供する。
提携したのはミャンマーの人材紹介大手バーチュー・インターナショナル(ヤンゴン市)。バーチューがミャンマーで集めた人材をフォーバルの顧客企業に仲介する。また、現地の法律事務所などとも連携して労働局への届け出や労働保険加入手続き、労働災害発生時の事務手続きなどを一括して請け負う。サービス開始2年で年間1000人の紹介を目指す。日本経済新聞が報じた。
豚骨の一蘭 香港1号店を2.5倍増の93席に拡大
豚骨ラーメン専門店の一蘭(福岡市博多区)は6月14日、2013年7月にコーズウェイベイに開業した香港1号店を拡張した。既存の店舗の付近に別館を設け、店舗面積をこれまでの約2倍に拡大したほか、座席数をこれまでの36席から2.5倍の93席に増やした。同社独自の、カウンターを1人分ずつ仕切ったカウンター設計の店舗の中では最大だ。今回の店舗拡張は、同店に連日長蛇の列ができていることから、利用者が長時間並ばずに入店できるように配慮したもの。
イタリアントマト 14年度に海外店舗数を5割増
キーコーヒー子会社で、カフェやレストランを展開するイタリアントマト(東京都品川区)は中国や台湾などで出店を増やし、2014年度に海外店舗数を前年度比5割増の65店以上にする。増加する高所得者層を取り込み、16年度には100店以上に拡大し、現在1割程度の海外売上高比率を3割に引き上げる。
5月に江蘇省南京市にカフェを出店したほか、広東省などでも年内に新店を開く予定。中国では主に高級百貨店や高級ショッピングセンターに出店する。30店を出店してきた香港で培った店舗運営ノウハウを中国本土で活用する。
フィリピンやインドネシアではフランチャイズ方式で、カンボジアやミャンマーなどでは直営店を出店して需要を開拓する考えだ。日本経済新聞が報じた。