インドネシアに社労士制度 導入へJICA協力で合意
インドネシア政府は、日本の社会保険労務士と同様の資格制度を3年以内に導入する方針を決め6月16日、日本側の協力を得ることで国際協力機構(JICA)と合意する文書に調印した。厚生労働省から専門家3人を長期派遣してもらい、制度設計する。
公的保険の加入率アップのためで、インドネシアは、日本での100%近い加入率実現に貢献してきた社労士制度に着目し導入を決めた。社労士制度を海外で活用する事例は初めて。JICAはこれを皮切りに、東南アジア諸国へ導入提案していく方針だ。
インドネシアの社会保険の加入率は6月時点で66%、労働保険は16%にとどまる。