日本の農業視察へベトナムから代表団 和歌山県訪問
日本の農業を視察するため、ベトナムから前の国家主席チュオン・タン・サン氏を団長に自治体幹部など40人の視察団が5月29日、和歌山県庁を訪れ、仁坂知事と意見を交わした。
一行を迎えた仁坂知事は「和歌山県が誇る農業の最新施設を見てもらい、今後もさらに協力関係を深めたい」とあいさつした。これに対し、ベトナム側は「発達した農業技術を勉強して持ち帰り、将来的には日本企業からの投資を期待したい」とアピールしていた。
一行はこの後、県の果樹試験場などを視察し、6月2日に帰国するまで兵庫、岡山両県なども訪れる予定。
和歌山県とベトナムは2015年、農業分野の技術指導やベトナムへの企業の進出などに関する覚書を交わしている。