JJS新入生251人で在校生過去最高の1199人に

JJS新入生251人で在校生過去最高の1199人に

 ジャカルタ日本人学校(JJS)は4月14日、小・中学部の入学式を開いた。小学部144人、中学部107人の合わせて新入生251人が仲間入りし、上級生や先生たちとの新たな学校生活が始まる。これにより、2014年度の両部在校生は計1199人となり、過去最多だった1997年の1193人を上回った。じゃかるた新聞が報じた。

 齋藤稔校長は、「笑顔あふれる学校にし、生徒・児童一人一人の可能性を伸ばしていきたい」との思いを込めた、2014年度の学校テーマ「笑顔」を発表した。入学式にはJJS維持会の藤岡也寸志・理事長やジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)の吉田晋事務局長らが出席。在インドネシア日本国大使館の青木公使や井上裕PTA会長らが来賓祝辞を述べた。

「自立をサポートしつつ共存共栄が大切」JJC本岡理事長

「自立をサポートしつつ共存共栄が大切」JJC本岡理事長
 2013年4月からジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)の理事長を務め、4月17日の総会を機に退任する本岡卓爾氏(伊藤忠インドネシア社長)はこのほど、日本・インドネシアの関係について、「インドネシア経済の自立、発展をサポートして、共存共栄を目指すことが大切だ」と強調、大要次の通り語った。
本岡氏はインドネシアの近況について「ASEAN(東南アジア諸国連合)から唯一G20に選ばれており、自信を持っている。それが昨年の国産化の流れというか、外国製品排除の規制につながっている。新通商法や新鉱業法などは大臣レベルで規制をかけられるようになった」という。
しかし、「日本製品はインドネシア社会にあふれている。日本ばかりが目立ってはいけない。インドネシア経済の自立、発展をサポートして共存共栄を目指すことが大切だ」と。
また日本・インドネシアの友好親善の課題について「日本だから、ということでリスペクトされる時代ではないということを認識して動かないとうまくいかない。最近では(政府関係者との間で)JJCとしてアポイントが取れないこともある。昨年は『ジャカルタ日本祭り(JJM)』、『インドネシア日本エキスポ』など多くのイベントを通じて、日本を好きになってもらう努力をしたが、今後も続けてほしい」と語っている。じゃかるた新聞が報じた。

静岡大学が2016年春からアジア留学生の学費免除

静岡大学が2016年春からアジア留学生の学費免除
 静岡大学は2016年春からアジア各国の長期留学生を学費免除で受け入れる。これは静岡県内で増えている、アジアに進出する企業の人材確保を支援する一環。日本語などを習得した有能な理系人材を県内企業に送り込む。
 ベトナム、インド、タイ、インドネシアの4カ国から学部・大学院の理系学生を年間80人程度募る。情報学、理学、工学、農学の4学部と、修士課程の4研究科が対象。入寮や奨学金制度などを通じて生活費も支援する。

熊本市がマレーシアHDCと提携 自治体では初めて

熊本市がマレーシアHDCと提携 自治体では初めて
 熊本市の幸山政史市長は4月9日、マレーシアのハラル産業開発公社(HDC)のジャミル・ビディン社長兼最高経営責任者(CEO)とハラルに関する協定書に調印した。熊本市によると、日本の自治体でマレーシア政府のハラル関係機関と協定を結ぶのは初めてとなる。幸山市長はハラルを基盤に今後、積極的にムスリム観光客の熊本市への誘致に力を入れていく意向を示した。
 熊本市はHDCの協力を受け、市内の飲食店などで提供するハラル食のガイドラインを秋までに策定するほか、HDCから講師を招いて7月に熊本市内でセミナーを開催する予定。47(よんなな)NEWSなどが報じた。

日本語能力検定 1、2級合格者33人に認定書を贈呈

日本語能力検定 1、2級合格者33人に認定書を贈呈
 インドネシア東ジャワ州のスラバヤ日本総領事館は3月26日、平成25年第2回日本語能力検定で1、2級の合格者33人を対象に、野村総領事出席のもと認定書の贈呈式を開いた。スラバヤの合格者は年々増加し、前年に比べ1級は8人、2級は3人それぞれ増えた。またスラバヤ会場で実施される試験の申込者は、2013年12月開催時には2000人を超えた。東ジャワ州の日本語学習者数は約14万人で、インドネシア国内で2番目に多い。じゃかるた新聞が報じた。

イに日本語パートナー1950人派遣 ASEANと文化交流加速

イに日本語パートナー1950人派遣 ASEANと文化交流加速
 日本政府はこのほど、国際交流基金に東南アジア諸国連合(ASEAN)各国との文化交流を加速させる促進拠点として「アジアセンター」を設置した。交流加速の一環として推進するのが現地日本語教育機関への支援事業だ。ASEAN各国の日本語教育機関へ2020年までに3000人、インドネシアには1950人派遣する計画だ。この目玉となるのがASEAN各国の日本語教育に携わる教師や生徒を支援する「日本語パートナーズ派遣事業」だ。14年はインドネシア、ベトナム、フィリピン、マレーシアに計105人を派遣。20年までにインドネシアへ1950人、他のASEAN各国に1050人を派遣する。じゃかるた新聞が報じた。
 現在、14年9月にインドネシアへ派遣する候補者25人を募集。派遣期間は約9カ月。合格者は各地の高校へ赴き、授業の教材作成や運営補助、生徒の学習支援を担い、日本語教育の支援体制を強化する。
 日本のアニメやコスプレ人気が拡大、浸透しASEANにおける日本語学習者数は、12年時点で計113万人に増加している。世界の日本語学習者数398万人の3割近くがASEANに集中しているわけだ。とりわけ、インドネシアは多い。日本語学習者数で世界2位(87万人)だが、高校生でみると世界1位だ。このため、インドネシアにはジャカルタ首都圏の高校を中心に派遣する。
 インドネシアの日本語教育機関数は2346あり、大半が中等教育機関。教育現場では急増する学習者数に教師の数が追いつかず、初級レベルの日本語能力の教師が教える学校も多いといわれ、教育現場での質的向上も大きな課題となっている。

ベトナムの栄養士育成を支援 神奈川県立保健福祉大学

ベトナムの栄養士育成を支援 神奈川県立保健福祉大学
 神奈川県立保健福祉大学(神奈川県横須賀市)とベトナムの国立ハノイ医科大学などは、管理栄養士の育成に関する協定を結んだ。ベトナムでは2013年10月に同国初の栄養学学士課程が設けられたばかり。県立保健福祉大などが持つ管理栄養士の育成についてのノウハウを生かすほか、相互の人材交流も進める。十文字学園女子大学(埼玉県新座市)などと連携する。現地での講義やベトナムからの研修生受け入れなどを実施する。

 

4/26,27日 西ジャワ州で「桜祭り」COWCOW,JKT48ら来場

4/26,27日 西ジャワ州で「桜祭り」COWCOW,JKT48ら来場
 若手元日本留学生を中心に構成するインドネシア日本同好会(KAJI)は4月26、27の両日、西ジャワ州ブカシ県チカランのショッピングモール「シティウォーク・リッポー・チカラン」で日本・インドネシアの文化交流を深める「桜祭り」を開催する。さくらまつりはチカラン周辺の工業団地に近年、日系企業が数多く進出し、周辺に居住する日本人も増えつつあることから、不動産開発大手のリッポー・チカランが交流を深めようと毎年開催しており、今年で3階目を迎える。地元メディアが報じた。
 今回は「支えながら歩こう」がテーマ。26日は餅つき大会や沖縄太鼓の演奏、美人コンテストがあり、インドネシア人ロックバンド「J-ROCKS」の出演もある。27日は「あたりまえ体操」でインドネシアでも人気のCOWCOW、アイドルグループJKT48や在留邦人の混声合唱団「ラグラグ会」らのパフォーマンスや出演が組まれており、祭りを盛り上げる予定。
 

4/26,27日 西ジャワ州で「桜祭り」COWCOW,JKT48ら来場
 若手元日本留学生を中心に構成するインドネシア日本同好会(KAJI)は4月26、27の両日、西ジャワ州ブカシ県チカランのショッピングモール「シティウォーク・リッポー・チカラン」で日本・インドネシアの文化交流を深める「桜祭り」を開催する。桜祭りはチカラン周辺の工業団地に近年、日系企業が数多く進出し、周辺に居住する日本人も増えつつあることから、不動産開発大手のリッポー・チカランが交流を深めようと毎年開催しており、今年で3階目を迎える。地元メディアが報じた。
 今回は「支えながら歩こう」がテーマ。26日は餅つき大会や沖縄太鼓の演奏、美人コンテストがあり、インドネシア人ロックバンド「J-ROCKS」の出演もある。27日は「あたりまえ体操」でインドネシアでも人気のCOWCOW、アイドルグループJKT48や在留邦人の混声合唱団「ラグラグ会」らのパフォーマンスや出演が組まれており、祭りを盛り上げる予定。
 

EPAに基づくインドネシア人介護福祉士の合格者46人

EPAに基づくインドネシア人介護福祉士の合格者46人
 日本の厚生労働省が3月27日発表した第26回介護福祉士国家試験結果で、経済連携協定(EPA)に基づくインドネシアおよびフィリピンの外国人介護福祉士候補者の受験者215人に対し、合格者は78人(合格率36.3%)だった。このうちインドネシア人介護福祉士候補者は107人が受験し、46人が合格した。また、フィリピン人候補者は108人が受験し、32人が合格した。今年度は昨年度と比べ再受験者(インドネシア人37人、フィリピン人56人)が多く、全体の43%を占めた。ただ、再受験者の合格率は低く、初受験者との合格率には大きな開きがみられた。
 なお、今回の総受験者数は15万4390人で、合格者は9万9689人(合格率64.6%)だった。