インドが異例の措置で省エネ型のLED化を促進
インド政府は消費電力削減を目的に古い電球から発光ダイオード(LED)照明への切り替えを促す政策に着手した。LED照明は、従来の照明と比べて消費電力は少ないが、価格が高い。そこで同政府は普及に向け、大量購入したLED照明を国民に安く譲ることで、政府が実質的に費用を負担する、異例の措置を取る。
インド電力省の独立機関であるエネルギー効率局と4つの国有電力会社が共同で、LED照明普及に向けた新会社と、送電会社を設立した。計画によると、新会社「エネルギー効率サービス」が市場価格400ルピー(約700円)のLED照明を大量に購入し、10ルピーという低価格で販売する。同新会社はすでに、オランダのフィリップスのLEDを大量に調達し始めている。日本経済新聞が報じた。