伊藤忠 上海にCPグループと組み通販拠点 自貿区活用
伊藤忠商事はタイの華僑財閥茶ロン・ポカパン(CP)グループと組み、中国で日本製品を対象とするインターネット通販事業に参入する。貿易手続きの簡素化などを進める上海の規制改革特区を活用することで、個人輸入に比べ納期が短く、低価格にできる点を生かす。
上海市政府が「中国(上海)自由貿易試験区」の目玉事業の一つとして、伊藤忠商事などを誘致。11月2日に伊藤忠とCPグループのほか、携帯電話事業最大手の中国移動、保険大手の中国平安保険、上海市傘下の投資会社が事業提携や協力に関する覚書(MOU)を結ぶ。CPの中国事業を統括する「正大集団」を筆頭株主として新会社を設立し、2015年にも事業を始める考えだ。詳細は今後詰める。日本経済新聞が報じた。