ダイフク NZのBCSを買収 空港手荷物搬送事業拡大へ
物流システム大手のダイフク(大阪市西淀川区)は10月30日、ニュージーランドの空港手荷物搬送企業BCSグループの株式80%を取得し、買収すると発表した。ダイフクはBCSを傘下にすることで、これまで展開が遅れていた津南アジアとオセアニアで、空港手荷物搬送事業の拡大を狙う。
BCSは資本金571万1000ニュージーランド㌦(約4億9990万円)で、オーストラリアやマレーシア、シンガポールなどアジア太平洋地域の6カ国に拠点を持ち、空港で搭乗者自身が手荷物をチェックインする無人システムや、宅配便配送センターの自動仕分けシステムを開発・販売している。ダイフクはBCSの営業力とソフト開発力をグループ企業に融合させることで事業拡大を図る。