中部の3自治体がジャカルタで観光誘客セミナー
中部地方の9県の自治体関係団体などで構成し、外国人観光客誘致を推進する「昇龍道プロジェクト」で11月11日、愛知県・岐阜県・浜松市の観光関係者がインドネシアを訪れ、中央ジャカルタ・サリ・パン・パシフィックで、現地の旅行代理店関係者など約20人を前に観光セミナーと商談会を開いた。3自治体は地元の自然や観光スポットなどを紹介し、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など戦国を生んだ歴史的な名所とアピール。最も力を入れたのがグルメで、高級食材を使った料理から地元で親しまれるB級グルメまで紹介した。
国営ガルーダ・インドネシア航空は2015年3月末、ジャカルタと中部国際空港(愛知県常滑市)を結ぶ直行便を就航、中部地区とジャカルタのアクセスは一段と向上する。同プロジェクトでは同4月1日からのパッケージツアーを提供し、インドネシアからの観光客増加を狙う。セミナー後には商談会を開き、参加者の質問に答えたり、意見交換した。関心が高い参加者を地元へ招待し、認知度向上を目指す。さらに15年春、ジャカルタで開かれる訪日旅行フェアへの参加も視野に入れている。
昇龍道プロジェクトは滋賀、愛知、三重、岐阜、静岡、長野、石川、福井、富山の9県の自治体観光関係団体、事業者が官民一体となり、外国人観光客を誘致しようと2012年に推進協議会を設置。国土交通省中部運輸局が事務局を務めている。じゃかるた新聞が報じた。