岩谷産業 ASU施設を着工 16年1月から本格稼働

岩谷産業  ASU施設を着工 16年1月から本格稼働

産業ガス製造・販売の岩谷産業の牧野明次会長兼CEO(最高経営責任者)はこのほど、インドネシア西ジャワ州のカラワン工業団地(KIIC)内に、空気から液体酸素と液体窒素を製造する空気分離装置(ASU)施設を着工したことを明らかにした。2016年1月から本格稼働を予定している。建設は大林組が請け負う。同施設建設により、これまで外部から購入していた液体酸素・窒素の自社製造が可能になる。顧客へ配送までの一貫体制も整える。ASU施設は日経ガス製造企業で初めて。ASUは自動車、二輪車、建設機械関連企業の溶接工程で使われる施設だが、日本企業の進出増加で需要が急増している。