領有権問題で「武力使わず」中国主席、豪議会で演説

領有権問題で「武力使わず」中国主席、豪議会で演説

中国の習近平国家主席は11月17日、オーストラリアの首都キャンベラの連邦議会で演説し、領有権争いなどの問題解決に武力を行使しないとの立場を強調した。領土問題には対話を通じて平和的に対応するのが中国の伝統的姿勢だと力説した。習主席は、16日までブリスベンで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議出席のため訪豪した。会議期間中にオバマ米大統領はじめ、武力を背景に海洋進出を強める中国を警戒する発言が相次いだのを受け、習主席が反論した格好となった。