インドネシア1~10月新車販売2%増の104万台
インドネシアの1~10月の新車販売台数(出荷ベース、確定値)は、前年同月比2%増の104万台だった。乗用車で主流の小型多目的車(MPV)をはじめ、多くのカテゴリーで需要が停滞する中、2013年9月から順次投入されたエコカー政策「LCGC」の適合車による上積みで成長を維持。年末にかけ、各社が追い込みをかける。
インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、上位15社でプラス成長を達成したのは5社にとどまった。ホンダは83%増の14万1682台で伸び率が最も高かった。ダイハツ工業、スズキ、米フォード、BMWも販売増となった。エコカー、LCGC政策適合車の販売台数は計14万4624台。トヨタ自動車の「アギア」が7万8729台、ダイハツの「アイラ」が5万4999台で2社合わせたシェアは64%。ホンダの「ブリオ・サティヤ」2万1959台、スズキの「カリム ワゴンR」1万5411台、日産自動車のダットサンブランド(ゴープラスパンチャ、ゴーパンチャ)1万5035台。
10月の販売台数は前年同月比6%減の10万5357台だった。2カ月連続のマイナスとなった。ただ、前月比では3カ月連続で上昇しており、通年では13年の123万台を上回る見込み。NNAが報じた。