ジャカルタ特別州で異例の少数派の華人知事が誕生

ジャカルタ特別州で異例の少数派の華人知事が誕生

インドネシアの首都ジャカルタ特別州で11月19日、少数派の華人(中国系住民)、バスキ・チヤハヤ・プルナマ氏(48)が知事に就任した。華人は過去に政治的迫害を受けており、経済界での強い影響力に比べ、政界での存在感は薄い。したがって、華人の首都知事誕生は異例。同氏はこれまで同州の副知事として、10月20日に大統領に就任したジョコ・ウィドド氏の補佐役を務め、ジョコ氏の休職・退任が決まるまでは知事代行を務めていた。だが、政界には華人という同氏の出自を問題にする向きも厳然としてあった。