KPKが税務職員を収賄容疑で”現行犯”逮捕
汚職撲滅委員会(KPK)は4月9日、大蔵省税務総局職員や実業家ら3人を贈収賄容疑で現行犯逮捕した。KPKは大蔵省と協力し、税務職員の不正摘発を進めてきたが、職員の関与する脱税事件は後を絶たず、現行犯逮捕による”ショック療法”を続けていく構えだ。今回逮捕された職員は、脱税の見返りとして1億2500万ルピア(約120万円)を受け取った疑い。
脱税を取り締まるべき当局者が関わる不正は国家財政に影を落している。大蔵省によると、12年に1016兆ルピアの税収を見込んでいたが、実際に徴収できたのは980兆ルピアだった。