ゼンカイミート ハラル認証取得し年内にも牛肉輸出開始

ゼンカイミート ハラル認証取得し年内にも牛肉輸出開始

牛のと畜場と加工場を運営するゼンカイミート(熊本県錦町)は、日本初のインドネシアへの牛肉輸出を年内にも始める。2012年、イスラム教の教義に則った「ハラル認証」を牛肉では国内で初めて取得し、準備を重ねてきた。当面は月40㌧の出荷を計画しており、イスラム圏での牛肉の日本ブランドの確立に向けた第一歩を踏み出す。

農林水産省によると、政府間の条件協議は終了しており、インドネシアで検疫や衛生管理などのリスク評価が終われば、輸出開始でき雨る見通し。輸出した牛肉は、すべて同国の国営企業が買い取り、販売する。ゼンカイミートは12年7月、インドネシアの認証組織「MUI」から認証を受けた。また国内でハラル認証と商品販売を行うマレーシアハラルコーポレーション(東京都港区)からも認証を受けており、「ハラルビーフ」として販売している。現在は九州各地から牛を仕入れ、認証に沿ったと畜を行い、月30頭ほど出荷。輸出が始まれば約150頭に増える見込みだ。日本農業新聞が報じた。