川崎重工 明石工場で中国向けロボ前倒し生産
川崎重工業は、自動車分野中心に需要が急増している中国の工業用ロボットの早期供給要請に応えて、日本国内で前倒しで生産する検討に入った。同社は2015年4月に中国で工業用ロボットを生産開始する予定だった。ところが、現地顧客企業から早期の供給を望む声が強く、明石工場(兵庫県明石市)での生産を検討しているもの。早ければ年明けにも出荷開始する見通し。中国の需要急拡大に対応し生産体制を組むことで、ロボット事業の15年3月期売上高は上方修正し、期初予想の前期比約15%増を大きく上回る同25%以上の増収を目指す。日刊工業新聞が報じた。