「ジャパン・ハラル・エキスポ2014」盛況裡に閉幕

「ジャパン・ハラル・エキスポ2014」盛況裡に閉幕

イスラム教の戒律に沿った「ハラル」に対応した商品の展示会「ジャパン・ハラル・エキスポ2014」が11月26~27日、幕張メッセ(千葉市)で開かれた。ハラル商品の展示会は日本では初めて。イスラム圏からの旅行客が急増している中、また留学生も増えているだけに、食品関連の事業者と来場者でにぎわった。中でも目立ったのが宗教法人イスラミックセンター・ジャパン(東京都世田谷区)の無人ブースだ。入れ代わり立ち代わり、人が訪れ「ハラール認証ガイド」を手に取っていた。

ハラル・エキスポはハラルの知名度向上とハラル認証を取得した国産品を海外に普及させるのが狙い。59社が出展し、2日間で3280人が来場した。出展参加者が狙うのは巨大なムスリム市場だ。米調査機関のピュー・リサーチ・センターによると、2030年にムスリムの人口は約22億人に達して、10年と比べると4割近く増える。国内市場にも需要が膨らむ。13年の訪日ムスリムは約30万人、そして在日ムスリムも約20万人いる。日経産業新聞が報じた。