パナソニック現地販売法人に菅新社長就任 売上20%増目指す
パナソニックの現地販売法人パナソニック・ゴーベル・インドネシア(PGI)社は4月12日、1日付で新社長としてパナソニック・コンシューマーマーケティング・アジアパシフィック社(シンガポール)社長の菅広美(すが・ひろよし)氏が就任したと発表した。菅沼一郎PGI前社長は、2008年8月から兼務していた現地製造法人パナソニック・マニュファクチャリング・インドネシア(PMI)社社長、インドネシアのパナソニック・グループの総代表として、インドネシアでの業務を継続する。
菅新社長は29年間海外畑を歩み、前職ではインドネシアを含むアジア・太平洋地域23カ国(中国・インドなど除く)を統括。今回インドネシア専任となり、あいさつのなかで「それだけインドネシア市場に力を入れていく表れだ」と強調した。PGIの昨年度(12年4月~13年3月期)の売り上げは前年度比17%増で、市場全体の伸び(18%)を下回ったが、これは20インチ台のテレビの投入を見送ったため。今年度はこの分野に再び参入し販売を伸ばすほか、同日、インドネシアで開発から製造までを担ったオーディオ製品の販売を発表。また5月に発売する冷蔵庫、洗濯機などの新商品を披露した。これらの商品ラインナップで、市場全体の今年度の伸びは15%と予測されているが、PGIの菅新社長は今年度の売り上げについて前年度比20%増を目指すとしている。